知らないと慌てることに!海外旅行の「税関手続き」
2018.07.272019年11月20日
財布やスマホ、貴重品を守る+αが肝心
【リュックVSショルダー】海外旅行の防犯対策バッグ
海外旅行を楽しむためにも防犯対策は万全にしておきたいもの。そこで浮上するのが持ち歩き用のバッグ。「貴重品はしっかり守ってなおかつ楽なのは?」「リュックかショルダーか選択に迷う」などなど、そんな悩ましいバッグ問題をまとめて解決しましょう!
防犯のためにも「海外旅行のバッグ選び」は慎重に
訪れる国にもよりますが、日本ほど安全な国は他にないと言ってよいでしょう。タクシーを拾おうとした隙に置いていたバッグを盗られたとか、「何か付いている」と言われて気を取られた途端にひったくられたとか─そのようなスリ・置き引き・ひったくりの類は、海外では珍しいことではありません。
また「日本人=お金持ちでおとなしい」というイメージもあり、一部の外国人にとって日本人は格好のカモだと思われがちです。海外旅行では日本人こそ「そんな大げさな!」と言うくらいの危機意識を持ったほうが良いと言えます。
そう言うと、おちおち街歩きもできない!と不安になるかもしれませんが、どのようなバッグを持つかをお伝えする前にまず心がけたいポイントがあります。それは「荷物から目を離さないこと」「貴重品は肌身離さず持つこと」。当たり前と思っていても、スリやひったくりの常習者は狙った相手が気を抜く一瞬も逃しません。複数人の犯行ならなおさらです。
次に「荷物は分散せず、一カ所にまとめておくこと」。カメラは首からかけ、小銭入れはポケットにというケースもあるかもしれませんが、特にカメラは観光目的の旅行者というのがひと目でわかりますし、撮影時に隙を与えがち。治安の悪いエリアではスマホのカメラ機能に頼って、カメラは持たないようにするというのも手です。
とにかく持ち物はすべてバッグに入れて管理を少なくし、身につけておくこと。とりわけカフェやトイレ、お金を引き出すときなどは置き忘れのないようにバッグ一つにまとめておきましょう。前置きが長くなりましたが、いよいよ具体的なバッグ選びに焦点を当てていきます!
「リュックvsショルダー論争」筆者が安全で便利なバッグだと考えるのは…
旅先で貴重品を入れて持ち歩くカバンとなると、リュックサックかショルダーバッグの二択に悩まされるのではないでしょうか。どっち?といったら、筆者の回答はズバリ「ショルダーバッグ」。ちょっと大ぶりのものだと身の回りの荷物をひとまとめできますし、自分の体の前で肩がけすれば目の届く場所にあって安心、前述のポイントはクリアです。何より両手がフリー状態で、中身の出し入れも楽でしょう。
リュックも両手が自由で、荷物が多めの時などは重宝するものの、物の出し入れが面倒という人も多いのでは?中身を出すたびに肩からおろすのも手間ですし、防犯上も安全とは言えません。背負ったままでも取り出せるポケットも、スリに隙を与えるようなものです。荷物部分を前にして抱えるのは安全かもしれませんが、見た目にもちょっと…ですよね。
「荷物が多くてリュックじゃないと入りきらない」という方は持ち物を断捨離しませんか?
海外旅行の三大貴重品といえば、「パスポート」「携帯やスマホ」「財布」です。これらをどう守るか、がポイントと言えるでしょう。
街歩きで使用する頻度は低めでも大事な「パスポート」は、一番奥のファスナーがあるポケットへ。
「携帯やスマホ」には地図やお店、ホテル・同行者の連絡先などの情報がすぐ見られるようにリスト化しておくと便利です。「いかにも観光客」な印象を与えるガイドブックはホテルに置いておくのが無難でしょう。
海外旅行では「財布」は複数に分け、持ち歩き用以外はホテルのセーフティボックスなどに保管しましょう。
日本人というと現金を持ち歩くイメージも強いようで、長財布はその象徴です。街歩き用の財布は小銭が取り出しやすい、小さめのものをチョイス。それにクレジットカードと現地のお金を少額、分けて入れます。クレジットカードは連絡すれば利用停止ができるので、被害が最小限に済むことも。もしものときのために、クレジット会社の連絡先を控えておきましょう。
そのほか、コンパクトにたためる「エコバッグ」は一つ持っておくと重宝します。
海外では、商品をレジ袋に入れてくれなかったり、有料だったりすることもありますからね。あとは日焼け止めやストール、化粧品など女性ならではの必需品でしょうか。旅先の気候や天候に応じてUV・防寒対策、レイングッズなどを持参しましょう。「風呂敷」は結べばバッグになり、羽織れば冷房対策にもなっておすすめですよ!
荷物が軽くなれば、リュック派の人は難なくショルダー派に移行でき、ショルダー派の人はひと回り小ぶりなバッグに挑戦できるかも。では最後に、どんなショルダーバッグが良いか、その条件に迫ります。
同じショルダーバッグでも、ハルメク世代にぴったりなのは?
海外旅行におすすめのショルダーバッグの条件を挙げるのであれば、以下の3つ。
- 丈夫
- 軽い
- 収納力がある
ナイロンや撥水加工された素材なら水にも強く、丈夫で汚れにくいでしょう。また、肩かけ部分のベルトもしっかりとした作りで太いものを。細いとカッターなどで切られて盗まれてしまう可能性があります。なおかつ軽量であれば、斜めがけしても肩が疲れにくいでしょう。
最近は大きめでも軽量なバッグがたくさん出ています。あまりポケットがありすぎるとかえって使いにくいですが、財布代わりになったり、中身がわかりやすいメッシュ仕様になっていたりと貴重品を分けやすい収納があるものは便利です。スキミング防止機能もあれば、防犯対策もバッチリ!
そして持ち方は、荷物部分を体の前にして斜めがけが基本。ですがセンスに敏感なハルメク世代には何となく抵抗があるかも?なら、ショルダーの肩ひも部分を短めにして写真のように肩がけしてみてください。このほうがエレガントでしっくりくるでしょう。しかも、バッグの口をガードする形で肩がけするので、スリにも隙を与えません!肩ひもを外せば手持ちができるなど、2WAY仕様のバッグであれば高級レストランやフォーマルな場でも使えます。
【まとめ】海外旅行には普段使いのショルダーバッグがベスト
海外旅行用にもっとも安全なバッグは、丈夫で収納力があるショルダーで、持ち方にも工夫が必要というのは十分おわかりいただけたと思います。
あともう一つ、それが普段から使い慣れたものなら言うことありません。どこに何が入っているか把握しやすいので、買い物のときもレジ前でまごまごしないでしょう。
もし「リュックのほうが慣れている」「トレッキングやハイキングにはやっぱりリュック」というアウトドア派なら、リュックにはタオルやタンブラー、替えの衣類などを入れ、貴重品は軽量のボディバッグに収めて肌身離さず管理することをおすすめします。
安全を最優先して慣れないものや自分らしくないものを使うより、普段使いのアイテムを身につけたほうが気負わずに旅を楽しめるという考え方もあります。スリに狙われないコツは堂々とした態度でいること。それでいて防犯対策も万全という姿勢をさりげなくアピールすれば、犯罪を未然に防ぐ抑止力にもつながりそうです。