スタイリスト・岡部久仁子さんのファッションチェック
2024.12.172023年12月31日
コーデで大活躍してくれるアウター
コーデで活躍!本当に使える定番アウターとは?
寒さが本格化してきた今、暖かなアウターが必要不可欠です。 今回は、大人女性におすすめの冬の定番アウターを4点ピックアップします!
寒さが本格化してきた今、コートといった暖かなアウターが必要不可欠です。アウターが主役になる季節は、定番で人気を集めるアイテムが大活躍してくれます。今回は、大人女性におすすめの冬の定番アウターを4点ピックアップします!
【冬の定番アウター1】ダウンコート
他のコートとは比べものにならない暖かさに、毎日「ダウン」が手放せないといった方も多いのではないでしょうか? ダウンとはその名の通り、保温性の高い羽毛(ダウン)を詰めて、ダウンが偏らないようにキルティングが施された生地でできたアイテムのこと。元来、極寒地の作業服、防寒服としてつくられていましたが、現在では冬のタウンウエアとして重宝されています。
羽毛の代わりに、今の時代にあったペットボトルを再生した素材が使用されているエコダウンも登場するなど、サステナブルなアイテムも。
こちらは、着用した途端、主役級の存在感を放ってくれるフーデットシームレスダウンジャケットを羽織ったコーデ。シームレスダウンとは、ダウンジャケット特有のモコモコとしたキルティングにあるステッチ(縫い目)部分に樹脂による圧着加工を行い、限りなく縫い目を減らした新技術によるダウンジャケットのこと。
従来のダウンジャケットは、ダウンの入った生地の仕切りを作るのに針と糸を通すため、細かな穴があいていました。この穴は着用やクリーニングを繰り返すことで少しずつ広がる懸念があり、羽毛やフェザーが出てきてしまったり、温かい空気が逃げてしまう原因に。ところがシームレスダウンは、圧着加工のため穴が存在せず、そのことによって暖かさはそのままに撥水、防風、軽量化を実現。
画像のようなショート丈のダウンは、トップにボリュームが集中するので、重くなりすぎない他、合わせやすいところも魅力的です。ロングニットワンピースを投入すれば、縦に長いIラインを描いてくれるので、スタイルアップ効果が期待できます。
ボリューミーなファーが華やかな印象をプラスしてくれるフード付きのロングダウンコート。ウエストラインが程よく絞られたデザインを選べば、すっきりとした見た目に仕上げてくれます。
カジュアル感を抑えたエレガントなデザインは、きれいめなワンピーススタイルにはもちろん、画像のようなボーダーニット×べイカーパンツといったカジュアルアイテムと合わせても、どことなく大人の品が漂います。
【冬の定番アウター2】チェスターコート
フェミニンな着こなしにプラスするだけで、トレンドのジェンダーミックスコーデが完成する「チェスターコート」。チェスターコートとは、チェスターフィールドコートが正式名称で、英国のチェスターフィールド伯爵が最初に着用したと言われています。元々はメンズのアウターで、テーラードジャケットのような襟がついた、丈が長いロングコートを指します。
スーツの延長線上にあるようなマスキュリンかつ洗練されたシルエットでありながら、カジュアルな雰囲気も出せる着回し力の高さで、もはや冬の定番アウターに君臨しています。
どんなコーデともマッチして、着用した途端にこなれ感の出せるチェスターコートは、まだ持っていない方にこそチャレンジしてほしいアイテムです。
軽くて暖かい上質なウール生地が使用されたチェスターコート。生地がたっぷりと贅沢に使われたオーバーシルエットが魅力的で、今っぽい一枚。ミニマムなデザインなので、どんなスタイリングにもマッチします。生地と生地をはり合わせたダブルフェイスのため、ふっくらとした厚みがあるのが特徴です。
画像のように、コートからボトムスまでブラウンといった一つの色みで統一したワンカラーコーデは、取り入れるだけでこなれ感が生まれ、即おしゃれ上級者コーデが完成するので、ぜひトライしてみては?
チェック柄のオーバーチェスターコートは、羽織った瞬間コーデの主役になれるアイテム。肩の落ちた柔らかいシルエットが魅力的なドロップショルダーデザインなら、肩肘の張らないコーデに一役買ってくれて、リラックスした雰囲気が叶います。
画像のように、パーカー×白スニーカーといったカジュアルアイテムを投入すれば、ちょっとそこまでのワンマイルウェアにも最適。ローファーやスクエアトゥのショートブーツを合わせれば、きれいめかつこなれ感のある印象に仕上がります。
【冬の定番アウター3】キルティングコート
ダウンジャケットよりも気軽に羽織れて、暖かさとおしゃれ感をあわせ持っている「キルティングコート」。キルティングコートとは、表地と裏地の間に中綿を入れて、その中綿がズレないように全体にステッチが施されたキルティング素材を使用したコートのこと。
キルティングコートは軽量なので、「コートは肩が凝る」という方は、ぜひキルティングコートを選んでみては? カジュアルながらも上品な印象を持っており、オフィススタイルから休日のアウターとしても重宝します。
襟と袖部分のリブ使いがポイントになったキルティングジャケット。体全体を繭のように丸く包んでくれる、ややコクーンなシルエットで、大人可愛い一枚。ゆったりとしたサイズ感を選べば、中にニットを着込んでもゴワゴワしないのがうれしい。
画像のように、トレンドのカレッジロゴが施されたスウェットに、鮮やかなグリーンカラーのニットスカートを合わせれば、おしゃれ感の高いスタイリングの完成。ハンドバッグとブーツをブラックで統一することで、引き締め効果が生まれています。
フードを取ればノーカラーコートとして、ボアライナーを外せば秋口に、ボアライナーを付ければ真冬にも大活躍してくれる、汎用性の高い3WAYキルティングコート。防寒性はもちろん、サラっと羽織れる軽いアイテムなので、ストレスフリーな着心地です。
また、丸みのあるコクーンシルエットで女性らしい印象に。ゴールドのファスナーがアクセントになっており、シャープでクールな印象も手に入ります。
そこに、ボーダーニットとフロント部分にスリットが入ったジョガーパンツを合わせれば、大人カジュアルコーデの完成。冬場はパンプスにタイツやソックスを投入して、防寒対策をばっちりと。
【冬の定番アウター4】ボアコート
モコモコとした優しい肌触りで、トレンドのある大人可愛い「ボアコート」。その見た目と素材の心地良さはもちろん、冬アウターに必要な暖かさをしっかり確保できるアイテムです。
ボアコートは、デニムなどのカジュアルコーデからワンピーススタイルにもマッチする汎用性の高さがポイント。ダークカラーで地味になりやすい冬コーデに、素材感のおかげでアクセントを加味できる頼れるアイテムです。
ふんわりとした肌触りが魅力的なボアコート。ボアとキルティングの異なるデザインで、気分によって雰囲気を変えられる、一枚で2度楽しめるお得なリバーシブルアウターです。
パイピングがさり気ないアクセントになっており、おしゃれなアイテム。袖口がリブ仕様のタイプなら、キュッと絞られているので、風が入らずに暖かく着用できます。カジュアルからキレイめまで、コーデの幅が広がる冬のメインアウターにおすすめの一着です。
画像のように、タートルネックを合わせれば、さらに寒さ対策が万全になります。ワイドパンツを投入することで、リラックスした着こなしが実現しています。
レディなシルエットにこだわった、大人っぽく着用可能なロングボアコート。幅広に見えがちなボアコートですが、切り替えを入れることによって、細見え効果を叶えてくれる一枚です。
Vネックのノーカラーデザインのタイプなら、首元がスッキリ見えるので、画像にようにタートルニットやストールを合わてもバランスよく決まります。
ヒールを合わせたフェミニンコーデはもちろん、画像のようにマニッシュなブーツを持ってくると、カッコよい雰囲気に仕上がります。
以上、大人女性におすすめの冬の定番アウターを4点ご紹介しました。ぜひ、この冬コーデの参考にしていただけますとうれしいです!
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