先輩&プロに学ぶお金の新常識#5

「お金の置き場所」を変えて資金を増やす!老後のお金の増やし方新常識2

「お金の置き場所」を変えて資金を増やす!老後のお金の増やし方新常識2

公開日:2026年04月12日

「お金の置き場所」を変えて資金を増やす!老後のお金の増やし方新常識2

老後の年金生活で限られたお金は、できれば増やしたいけれど、そのためにかんばらなくても大丈夫! 今からできる“3つの新常識”を、お金のプロや人生の先輩に教えていただきました。今回はお金の置き場所を変えるだけで老後資金を増やす方法です。

教えてくれた人:酒井富士子(さかい・ふじこ)さん

教えてくれた人:酒井富士子(さかい・ふじこ)さん

経済ジャーナリスト。金融メディア専門の編集プロダクション・株式会社回遊舎 代表取締役。ポイ活や投資・運用、保険・制度など、暮らしに役立つお金の情報のわかりやすい解説に定評がある。

老後資金を目的に合わせて分けて管理

長かったゼロ金利時代が終わり、金利上昇局面に突入しました。昨今の物価上昇も相まって、大切な老後資金を銀行に預けるだけでは、インフレに負けてしまう時代になっています。

「とはいえ、大きなリスクを取る必要はありません。大切なのは、老後資金を目的に合わせて分けて管理すること。それぞれのお金を使う時期までに、お金が少しずつ“育つ”場所に置き換えると効果的です」と酒井さん。

老後資金は、まず「介護・医療費」を分け、残りを「2〜3年以内に使うお金」と「10年以後に使うお金」に分けます。

  • 介護・医療費
  • 2~3年以内に使うお金
  • 10年以後に使うお金

「いつ、どのくらい使うかわからない介護・医療費は、新NISAを活用して費用を育てながら使えるようにしておくと安心です。また、10年以後に使うお金は、個人向け国債の活用がおすすめ。利息で着実に増やせます」

老後資金は「減らさないように守る」から「育てながら守る」時代へ。取り入れやすいものから挑戦してください。

次から、3つの分け方について説明します。

介護・医療のお金:1人につき400〜500万円程度

制度を有効活用!「新NISA」の積立投資で増やす。

介護・医療のお金は、数年〜10年単位で使う可能性がある長期資金。だからこそ、時間をかけて増やせる仕組みと相性がいいのです。新NISAの「つみたて投資枠」は厳選された投資信託だけが対象。運用益は非課税。増えた分をそのまま使え、効率よく備えられます。

介護・医療のお金:1人につき400〜500万円程度

新NISAを始めるには?

新NISA専用口座は、普段利用している銀行でも開設できます。申し込み→審査完了後、投資信託を選んで積立設定を行えば、新NISAでの投資が開始。銘柄は、通称「オルカン」と呼ばれる全世界株式や、バランス型など、リスクを抑えながら資産を育てる商品がおすすめ。

2~3年以内に使うお金:目安50万円~

日々の生活費に加えて、家電の買い替え費用など、向こう3年以内に使う予定のあるお金は、すぐに引き出せるかたちで管理すると安心です。金額は50万円ほどでOK。年金を受け取る銀行の普通預金口座で管理します。

10年以後いつか使うお金

元本割れの心配なし!「個人向け国債」にして寝かせて増やす

しばらく使うあてのないお金は、国が発行する最も安全性の高い債券「個人向け国債」の〈変動10年〉にして、守りながら育てるのがおすすめ。元本割れがなく、半年に一度利息が振り込まれます。金利は半年ごとに見直され、1年後から中途換金できます。

10年以後いつか使うお金

個人向け国債を買うには?

普段使っている銀行の窓口で、「個人向け国債を買いたい」と伝えれば、丁寧に案内してくれます。1万円から購入可能で、手数料無料。資金を用意した口座から引き落とされます。満期まで保有すれば、元本が戻ります。

次回は、残間里江子さんに「働いてお金を増やす」ことについて伺います。

取材・文=大門恵子、新井理紗(ともにハルメク編集部)、イラストレーション=ネコポンギポンギ

※この記事は、雑誌「ハルメク」2025年9月号を再編集しています。

HALMEK up編集部
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