FP深田晶恵さんに聞く!医療費・介護費の備え#2

年金世代に本当に必要な民間保険とは?プロが解説

年金世代に本当に必要な民間保険とは?プロが解説

公開日:2024年03月17日

年金世代に本当に必要な民間保険とは?プロが解説

「公的サポートが充実している医療費よりも、実は住まいを守る保険の方が年金生活を送る人にとっては必要」と、ファイナンシャルプランナーの深田さん。今回は、年金生活だからこそ知っておきたい住まいを守る保険について詳しく教えてもらいました。

教えてくれた人:深田晶恵(ふかた・あきえ)さん

教えてくれた人:深田晶恵(ふかた・あきえ)さん

ファイナンシャルプランナー、株式会社生活設計塾クルー取締役。個人の相談や講演の他、テレビ、雑誌、WEBなどのメディアで活躍中。著書に『まだ間に合う!50代からの老後のお金のつくり方』(日経BP刊)、『図解 老後のお金 安心読本』(講談社刊)他、多数。

意外と見落としがち!医療費よりも必要な保険がある

意外と見落としがち!医療費よりも必要な保険がある

「みなさん忘れがちですが、公的サポートが充実している医療費よりも、実は住まいを守る保険の方が年金生活を送る人にとっては必要です」とファイナンシャルプランナーの深田晶恵さんは言います。 

最近では大型の台風や集中豪雨といった自然災害も増えています。「自宅が全壊した場合でも、国の被災者生活再建支援制度によるサポートは最大でも300万円ですから、再築したり、購入するには十分な金額とはいえません」

貯蓄でカバーが難しく、公的なサポートでも足りない分は、民間保険で備えるのが安心と言えます。

将来起こりうるアクシデントにかかる金額と備え

将来起こりうるアクシデントにかかる金額と備え

病気・ケガによる入院

【予想される金額】
1か月5万~10万円の限度額までが自己負担

【公的サポート】
健康保険の高額療養費制度(自己負担額を超える部分を補てん)

【民間保険】
医療保険/がん保険の入院給付金

病気・ケガによる通院

【予想される金額】
1か月5万~10万円の限度額までが自己負担

【公的サポート】
健康保険の高額療養費制度(自己負担額を超える部分を補てん)

【民間保険】
原則なし

火事や台風による水害で住宅を失う

【予想される金額】
再築に数千万円

【公的サポート】
国の被災者生活再建支援制度(最大300万円)

【民間保険】
火災保険

地震による住宅消失

【予想される金額】
再築に数千万円

【公的サポート】
国の被災者生活再建支援制度(最大300万円)

【民間保険】
地震保険

自転車の事故で誰かをケガ・死亡させる

【予想される金額】
損害賠償額は数十万~1億円以上の場合も

【公的サポート】
なし

【民間保険】
個人賠償責任保険/自転車保険

車の事故で誰かをケガ・死亡させる、物を壊す

【予想される金額】
損害賠償額は数十万~1億円以上の場合も

【公的サポート】
強制加入の自賠責保険(被害者への補償額は最高4千万円)

【民間保険】
自動車保険

※出典:「かんたん年金家計ノート」講談社刊

次回は、介護保険サービスの費用について紹介します。

取材・文=三橋桃子(編集部)、立体制作=河本徹朗、撮影=masaco

※この記事は、雑誌「ハルメク」2022年3月号を再編集しています

 

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