花とグリーンを楽しみましょう

【夏の寄せ植え】ビタミンカラーの花で元気になる!

【夏の寄せ植え】ビタミンカラーの花で元気になる!

更新日:2024年03月29日

公開日:2023年08月01日

ビタミンカラーの夏の寄せ植え

バラ栽培のコツや花に囲まれた暮らしを発信するブログが人気のバラ愛好家・奥野多佳子さん。暑さ厳しいこの夏に、ビタミンカラーの寄せ植えの作り方を教えてくれます。身近に元気になれるお花を置いて、エネルギーチャージしましょう!

ビタミンカラーの夏の寄せ植え

 

夏の寄せ植え

真夏……庭は沈黙の時です。強い日差しと蒸し暑さ、時には熱風が吹く関西の真夏は、お昼などまるでサウナのようでクーラーなしでは過ごせません。庭のパラソルは、暑さが苦手なホスタやヒューケラ専用になっています。

そんな時期の寄せ植え作りは、とにかく暑さに強い花苗を使うようにしています。今回は、元気が出るビタミンカラーの花に、緑のグラデーションを合わせて爽やかな雰囲気になるように作りました。

準備するもの

鉢

ぽってりした丸い鉢を見つけました。直径40cm高さ30cm、グラスファイバー(FRP)製で軽くて丈夫です。表面にざらっとした質感があって陶器の鉢のような重量感があるのでお気に入りです。

グラスファイバーはプラスチックのように見えますが、素焼きと同じように表面に目に見えない細かな穴が開いているので通気性があり、植物の生育にも適しているようです。土は30~40L必要な大きさです。

寄せ植えは、どんな鉢を使うかで雰囲気がガラッと変わってきます。今回は盛夏なので涼しそうに感じられることと、ビタミンカラーが白に映えてよりビビッドに見えること、それに蒸れないよう通気性のあるものを、と考えこの鉢を選びました。

土と鉢底石、道具類

土と鉢底石、道具類

市販の土、パーライト、バーク堆肥、鉢底石、マグアンプK、オルトラン、シャベル、土すくい、菜ばしや割り箸、手袋など。

  • 市販の培養土に通気性や保水性をよくするためにパーライトとバーク堆肥を少し混ぜて使います。
  • 殺虫剤の「オルトラン」や緩効性肥料の「マグアンプK」も土に混ぜておきます。
  • 鉢底石はネットに入れて使います。

鉢底石

用意する苗

花苗

今回の花苗は2種類(ガイラルディア、スーパーランタナ)だけです。黄色と白の花を、4種類の質感の違うグリーンと合わせます。

   

【花苗1】ガイラルディア メサ ピーチ …1個

ガイラルディア メサ ピーチ
ガイラルディア メサ ピーチ

ガイラルディアは、暑さに強いので真夏でもどんどん咲いてくれます。種類も多く、黄色やオレンジなど鮮やかな色合が多いので夏の花壇で大活躍する花です。背が高くなるものもありますが、今回はあまり上に伸びず脇芽が出る種類を選びました。

【花苗2】スーパーランタナ サニーイエロー…3個

スーパーランタナ サニーイエロー
スーパーランタナ サニーイエロー

小さな花が、咲き始めは白く、次第に黄色く変化して可愛い雰囲気を作ります。花がらを早めに摘むと、暑くてもどんどん咲いてきます。

【花苗3】スーパーランタナ ムーンホワイト…3個

スーパーランタナ ムーンホワイト
スーパーランタナ ムーンホワイト

白に中心の黄色がちょこんとかわいい小さな花が、集まって咲きます。“スーパー”ですから、普通のランタナよりよく枝分かれしてこんもりと密集して咲いてきます。

【グリーン1】ロニセラ・ニティダ

ロニセラ・ニティダ
ロニセラ・ニティダ

よく枝分かれして葉が茂るハニーサックルで、匍匐(ほふく)して枝先がくるんと曲がりながら伸びます。日陰でも丈夫に育ち、緑に黄緑の斑が入っているので寄せ植えに使うと変化が出ます。ただ水切れには少し弱いようです。

【グリーン2】ハニーサックル ゴールデン

ハニーサックル ゴールデン
ハニーサックル ゴールデン

丸い葉にライムグリーンのスジが網目のように入って個性的です。とても良い香りの白い花が5月に咲きますが、今回は葉色を楽しみます。ツルが伸びてどんどんの大きくなるので剪定します。

【グリーン3】カラミンサ・グランディフローラ

カラミンサ・グランディフローラ
カラミンサ・グランディフローラ

緑に白い斑が入った葉が爽やかで、夏の寄せ植えの名わき役。小さなかわいいピンクの花が咲き、ミントのいい香りがします。暑さ寒さに強い宿根草です。

【グリーン4】カレックス エバーゴールド

カレックス エバーゴールド
カレックス エバーゴールド

暑さ寒さ、それに乾燥にも強く日陰でも育つ丈夫なベアグラス。寄せ植えのアクセントによく使います。

作り方

【1】ハニーサックル ゴールデン、ロニセラ・ニティダ、カラミンサ・グランディフローラの3種類は、苗を2~3個に分けておく

ハニーサックル ゴールデン
ハニーサックル ゴールデン
ロニセラ・ニティダ
ロニセラ・ニティダ
カラミンサ・グランディフローラ
カラミンサ・グランディフローラ

カラミンサ・グランディフローラは3つに分けられなかったので、無理せず2つに分けています。


【2】鉢に鉢底石を入れたネットを置き、土を鉢の8割の高さまで入れ、中央にガイラルディアを置く

夏の寄せ植え

土を入れる前に、鉢の底穴にネットに入った鉢底石を置きますが、鉢底ネットの役割もしてくれるので今回鉢底ネットは使っていません。


【3】後ろにカレックスを置く

夏の寄せ植え

後ろからフワッとした雰囲気。細い葉で動きが出ます。


【4】ガイラルディアの周りに、スーパーランタナの白色と黄色を交互に置く

夏の寄せ植え

同じ黄色い花でも、大きな面と小さな点で変化が出ます。ガイラルディアはメサピーチじゃなくても、黄色に少しオレンジ入ったものを選ぶとランタナといい雰囲気になります。

少し外側に倒しながら配置します

夏の寄せ植え

ガイラルディアは横からも脇芽が出て咲いてくるので、ランタナは外に向けて植えると広がった感じになります。

【5】ハニーサックルを、ガイラルディアとスーパーランタナの間に3等分に置き、つるを3方向に伸ばす

夏の寄せ植え

ここから3種類のグリーンを植えて動きを出していきます。ハニーサックルで軽い感じに枝先を遊ばせます。


【6】カラミンサを、3か所に置いたハニーサックルの間の2か所に置く

夏の寄せ植え

カラミンサは2つにしか株分けできなかったので2か所に配置していますが、3つに株分けできれば3か所に置きます。


【7】ロニセラを、ハニーサックルの横3か所に置く

夏の寄せ植え

ロニセラは少し枝が硬いので、植えるときから方向を決めておきます。


【8】土を、苗の間に割り箸などでつつきながらしっかり入れる。お水をあげて完成!

夏の寄せ植え

土を割り箸や長めの菜箸でつついて、隙間なく入れます。鉢の上から1~2cmはウォータースペースであけておきます。

夏の寄せ植え

毎日お水をあげた後、カレックスやハニーサックルは指先でふわふわっと持ち上げると、より動きが出てきます。

夏の寄せ植え

植えた後は落ち着くまで少し日陰に置きますが、2~3日もすればカンカン照りの日なたに置いても大丈夫です。

夏の寄せ植え

ランタナやガイラルディアは、花がらを摘んでいると次々咲いてきます。カラミンサの小さなピンクの花も咲いてきました。

今回は花苗よりグリーンの種類を多く使いました。少し花が途切れても、4種類のグリーンの葉の質感の違いや軽やかな動きを楽しめそうです。

夏の寄せ植え

夏の明るい強烈な日差しに白い鉢がよく合います。ぽってりした丸い鉢がなんともかわいい。
暑さで気持ちも重くなりがちな季節、軽やかな雰囲気の寄せ植えがあると、少しは涼やかになるかもしれませんね。

その後(秋)

ビタミンカラーの寄せ植え(その後、秋)

8月を元気に乗り切ったビタミンカラーの寄せ植えはみんなぐんぐん大きく育って秋を迎えました。

夏の暑さに少しお疲れのガイラルディアを整理して、赤い花の「コレオプシス レディバード」を中央に植えました。黄色や白いいランタナの中で浮かないように、コレオプシス レディバードは赤色の中に少し黄色も混ざった色を選びましたが、ちょっとコントラストのある色合いになりました。

スーパーランタナは暑い夏でもあふれるように咲いて、本当に「スーパー」だと納得(笑)!かわいいですね。晩秋までこの色合いで咲いてくれました。
 

■もっと知りたい■

奥野多佳子
奥野多佳子

兵庫県生まれ、大阪府在住のバラ愛好家。82年にタペストリー制作を始め、2000年に陶芸、04年に庭づくりを始める。豊中市美術協会会員。兵庫県立美術館で解説ボランティアに参加。ブログ「Soleilの庭あそび…布あそび♪」は人気です。Instagram