50代未経験でも始められる!新しい稼ぎ方 #2

キャリアゼロでも挑戦できる!主婦経験と趣味を生かす【50代の仕事2選】

キャリアゼロでも挑戦できる!主婦経験と趣味を生かす【50代の仕事2選】

更新日:2025年11月03日

公開日:2025年10月24日

キャリアゼロでも挑戦できる!主婦経験と趣味を生かす【50代の仕事2選】

「キャリアゼロだから、仕事なんて無理……」でも、家事で培った段取り力、育児で身につけた気配り、趣味で続けてきた知識や技術、それらは立派な仕事の種に。今回は、50代でも挑戦できる“主婦経験+趣味”を生かす2つの仕事を実例とともにご紹介します。

教えてくれるのは、門賀 美央子(もんが・みおこ)さん

撮影:下林彩子

1971年大阪府生まれ。文筆家として、文芸、宗教、美術関連の書籍や雑誌記事を手掛け、人生後半の生き方をテーマに執筆を続ける。著書に『文豪の死に様』(誠文堂新光社刊)、『死に方がわからない』(双葉社刊)、近刊に『繋がり方がわからない』(双葉社刊)など多数。

※本記事は、書籍『この先の、稼ぎ方がわからない。50歳から考えるお仕事図鑑』より一部抜粋、再編集して構成しています。

主婦経験や趣味で培ったスキルが仕事になる時代

主婦経験や趣味で培ったスキルが仕事になる時代
keko-ka / PIXTA

前回は50代の転職や新しい働き方の選択肢を紹介しました。今回はキャリアゼロでも挑戦できる仕事に注目します。

50代主婦が挑戦できる仕事には、主に下記の2つが挙げられます。あなたにぴったりなのはどちらですか?

仕事1:家事代行・ケアワーク

あなたの生活力がそのまま収入になります。

こんなタイプにぴったり!
・家庭内労働のエキスパートたる自信がある
・時代に合わせられる柔軟性がある
こんなタイプはやめておいたほうが……
・何につけ自分のやり方が一番と思っている
・若い人には万事何事も教えたくなる

仕事2:講師

趣味や知識を“教える”仕事に変えてみましょう。

こんなタイプにぴったり!
・「褒めて伸ばす」が得意
・分け隔てなく人と接することができる
こんなタイプはやめておいたほうが……
・部下の養成が下手だった
・相手から立ててもらえないとイライラする

 

1.主婦力をそのまま生かす!「家事代行・ケアワーク」

1.主婦力をそのまま生かす!「家事代行・ケアワーク」
Ushico / PIXTA

何かを始めるためには新たに特別なスキルを得ねば……。そんなふうに思ってしまうかもしれません。ですが、これまで生活のために当たり前のようにやってきた家事や、昔とった杵柄である育児、あるいは介護などのケアワークが“職業”になる時代となりました。

近年は夫婦双方がフルタイムで共働きをする核家族が増えたため、平均的なおうちでも家庭内労働を外注する流れが生まれてきています。

■家事代行

〈1〉掃除
家全体の清掃から、水回りだけ、庭だけなど場所を限定した案件、あるいはゴミ捨てだけといったケースまで。

〈2〉洗濯
洗濯、乾燥、アイロンがけまで一式。染み抜きなどクリーニング店が提供する特殊技術が必要なものはサービス外。

〈3〉料理
食材の買い出しから始まることも、依頼先の家にある材料だけで作ることもある。毎日食事の支度をしに行くケースもあるが、数日分の作り置きをすることのほうが多い。

〈4〉買い物
家族に目の離せない幼い子や要介護者がいる場合、あるいは心身に不自由があって外出が難しい人が主な依頼主になる。食料品や日用品の買い物をする。

家事代行サービスの給与体系は、日給/時給制と案件ごとの報酬制に分かれます。時給制の場合はだいたい各地の最低賃金を少し上回る程度のようです。案件ごとの場合、内容によって変動がありますが、複数かけ持ちして1日1万円を超えるか超えないかぐらいが一般的でしょう。

■ケアワーク代行

〈1〉育児代行
いわゆるベビーシッター。海外では学生のアルバイトだが、日本では育児経験者が多い。学齢期に入るぐらいまでの子どもの世話や見守りなど。

〈2〉ホームヘルパー(訪問介護員)
高齢者や障害者など、日常生活に介助が必要な人に、身体介護や生活援助を提供する。ホームヘルパーとして仕事をするには、厚生労働省認可の介護職員初任者研修課程修了以上の介護資格が必要。ただし、生活援助だけなら生活援助従事者研修を修了すれば、生活援助中心型の訪問介護サービスに携わることができる。

〈3〉ペットの世話(ペットシッター)
毎日の散歩や、旅行中の餌やり、トイレ掃除など。

ケアワークのうち、育児代行の平均時給は1500円程度とされています。一般的な家事代行より少し高いですが、命を預かる仕事と考えれば特段高給とは言えないでしょう。ホームヘルパーの給与も同程度です。生活介助のみの場合はこれより低くなります。ペットシッターは案件ごと。1件につき、時給1300円前後が相場です。

2.知識や趣味を“伝える力”に変える「講師 」

2.知識や趣味を“伝える力”に変える「講師 」
tabiphoto / PIXTA

ひと言で講師と言ってもさまざまさまざまです。今回は社会人相手の専門学校やカルチャーセンター、もしくは企業が開催するセミナーなどで教える講師を取り上げたいと思います。

■言語講師

日本語や英語などを教える仕事です。日本語の場合、教える対象は主に留学生。他言語の場合は子どもから社会人まで幅広く教えることになります。

2024年4月から「登録日本語教員」制度が始まりました。日本語教員試験に合格し、教育実習を修了した場合のみ日本語教員として登録できる制度で、これは国家資格になります。

登録日本語教員でなくとも日本語講師をすることは可能ですが、資格があったほうが活躍の場が広がるのは間違いありません。

賃金はスキルや需要によって異なります。正社員で月給25万~35万円程度、非正規で時給だと1時間1500~3500円程度あたりが相場のようです。

■カルチャーセンター講師

手芸、料理、工芸、美術、木工、楽器、声楽、文学、ダンス、生涯学習系などありとあらゆる講座があります。何か一つでも人に教えられるほどの知識や技能があれば、誰でも講師を務めることはできます。

資格は特に必要ありませんが、何か売りになるような経歴はあったほうがいいでしょう。伝統芸能やお稽古ごとなら各流派の師範免状、芸術系なら受賞歴や芸大卒の学歴が半ば必須のようになっています。

講座を開くにはカルチャーセンターに申し込む方法が一般的です。カルチャーセンターでは集客可能か検討した上で開講を判断します。収入は受講者から受け取る謝礼金の30~40%程度です。残りはカルチャーセンターに上納する形になります。

■セミナー講師

単発セミナーなどの講師を請け負う仕事です。内容はビジネス・マナーからビジネス・ノウハウ、さらには専門知識などさまざまです。近年は情報化社会のトレンドやデータサイエンスの行末などを教える講師が特に人気のようです。

主催者は自治体、企業、学校など幅広く、そこから依頼を受けて出向くことになります。セミナー講師になるには講師派遣会社に登録する方法が一般的です。この場合は派遣社員と同じで、派遣会社との契約内容次第で収入が変わります。

個人で請け負うこともできますが、この場合、仕事を得るルートは紹介や口コミが多くなるでしょう。謝礼はお車代程度から1回数十万円まで。本人の知名度や呼ばれた先の経済力次第で大きく変わります。

あなたの「これまで」が、これからの“仕事”になる

50代からでも、キャリアがなくても、自分の中にある「得意」や「経験」は、立派な“働く力”になります。

まずは、「できることリスト」を書き出すことから始めてみてください。次に何を始めるかのヒントが、きっと見えてきます。

次回の記事では、「話好きが武器になる!“聞く力”を生かす仕事2選」をご紹介。“聞くこと”が得意なあなたにぴったりの働き方、見つけてみませんか?

※本記事は、書籍『この先の、稼ぎ方がわからない。50歳から考えるお仕事図鑑』より一部抜粋、再編集して構成しています。


■「50代未経験でも始められる!新しい稼ぎ方」をもっと読む■

#1:時間と場所に縛られない「新しい働き方」
#2:キャリアゼロでも始められる【50代の仕事2選】
#3:話好きが武器になる!“聞く力”を活かす仕事2選

もっと詳しく知りたい人は、門賀さんの書籍をチェック!

50代からの働き方に迷ったら、副業や再就職など多彩な選択肢があります。特別なスキルがなくても挑戦できる仕事から、新しい自分に出会える仕事までを紹介。収入だけでなく、心の満足や時間の使い方も見直せる“50代からの稼ぎ方ガイド”です。

HALMEK up編集部
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