50代からの女性のための人生相談・89
人生相談:趣味の作品や洋服…手放すきっかけが欲しい
人生相談:趣味の作品や洋服…手放すきっかけが欲しい
更新日:2022年11月05日
公開日:2022年08月18日
55歳女性の「リサイクルなどに出すきっかけ」についてのお悩み
物を捨てられないです。
今までやってきた趣味の作品や洋服、靴など……家に物があふれています。
洋服と靴については「古着でワクチン」に興味があるのですが、お金を払って……と思うと躊躇してしまいます。 メルカリなども未経験なので、リサイクルショップに出せば?と言われるのですが、それも面倒になり、そのまま放置。
捨てるのではなく、リサイクルや人のためになるような片付け方をしたいのです。
そのために、一歩を踏み出すきっかけが欲しいです。
(かおりん 55歳女性)
阿部さんの回答:次の目標が見つかれば、自然と片付きます

家にモノがあふれていても、「それを片付けようとは思わない」という私の友人がいます。
彼女は「きっかけがない」ということもあるのでしょうが、それより、「今、困らないので、見て見ぬ振りをしている」ように、私には思えます。
その理由は、日々の暮らしに追われ、家にあふれたモノにかまっている時間などない、というのが理由。
友人の場合、10年ほど前の引っ越しを機会に、すっかり片付けてから新居に移動しようと思ったと言います。が、引っ越し時、とても仕事が忙しく、片付けている暇がなく、仕事資料や書籍などは、取りあえず、ひと部屋に入れたままとなったそうです。
その後も忙しい仕事が続き、そして時がたち、10年を経ても、そのひと部屋は、引っ越し当時状態のまま。今も資料と書籍で満杯にして、活用されない、立派な和室を塞いでいるのです。

使用されない部屋とそこに積み上げられた資料と書籍。このモノたちが、訴えていることは、何でしょうか?
「使い終わり」のメリハリを付けることが大切

「モノは使用・活用されてこそ、価値あるモノとなる」と、私は考えます。
例えば、アルバムも、ときどき年に一度でも見てあげるから、思い出としてよみがえってくる価値があるのです。見てあげなければ、単に写真集、それは紙束と同じではないでしょうか。
不活用のモノたちを持ち続けること、そこには、どんな意味や意義、価値があるのでしょうか?
と、言っている私自身も、仕事資料や書籍に関しては、友人と一緒です。書棚に並んだ資料、いつ活用し、使用したか?本はすでに読み終わったのか?読み終わり、活用し終わったら、どうしたいのか?

そうなのです。この日々の「忙しい」を理由に、整理、片付け、リサイクル、廃棄など、次の工程に進んでいないのです。言い換えると、読み終わり、使い終わり、活用終わりを、ハッキリさせていないのです。
その区切りがないため、私は書棚に多くの紙類を、友人は和室に紙類を、そして、かおりんさんは、靴・洋服・趣味の作品を、抱え続けているわけです。
やりたいことをはっきりさせ、スペースを空ける!

では、どうしたら、次の行動に移せるのでしょう? かおりんさんは、それを「きっかけ」とおっしゃっています。
私の場合、次の工程に進んだのは、これからのやりたい目標が見えたことがきっかけでした。この先、やりたいことがハッキリとして、そのために、書棚を空ける必要に迫られたのです。
かおりんさんも、次の作品に向けて、作りたいと思う気持ちが生まれた時が、リサイクルへのきっかけとなるのではないでしょうか。
明日の目標に向かい行動するとき、それがきっかけとなり、そのための、片付けやリサイクルへと一歩が踏み出せるのではないでしょうか。
「明日の目標を持つ」それを探すことから始めてみてはいかがでしょう。
回答者プロフィール:阿部絢子さん
あべ・あやこ 1945年、新潟県生まれ。生活研究家(消費生活アドバイザー)・薬剤師。家事全般や食品の安全性の専門家として活躍。薬剤師の資格を持ち、今も現役で働いている。
50代からの人生相談一覧を読む
- 《片付け》のお悩み 生活研究家の阿部絢子さんが回答
- 《介護》のお悩み 介護・暮らしのジャーナリスト太田差惠子さんが回答
- 《人間関係》のお悩み 住職の名取芳彦さんが回答
- 《お金》のお悩み FPの畠中雅子さんが回答
- 《夫婦関係》のお悩み 夫婦関係カウンセラーの岡野あつこさんが回答
専門家に相談したい質問を募集中です!
連載「50代からの女性のための人生相談」では、専門家の方に相談したい内容を募集中です。下記応募フォームに、人間関係や老後の生き方、お金や介護、恋愛についてなど、相談したい内容を書いてお送りください。




