読めそうで読めない! 難読漢字で脳トレ

【難読漢字】気圧、言質…人間関係の言葉

公開日:2022.03.19

更新日:2024.02.12

「気圧される」「言質を取る」「声を荒らげる」…何と読むかわかりますか? 難読漢字で脳トレにトライ! 話し合い、コミュニケーションのシーンにまつわる漢字を集めました。

【気圧される】きあつされる、ではありません

最初にご紹介するのはこちら。

「気圧される」

気圧される

「気圧」は「きあつ」と読みますが、「気圧される」と書く場合は別の読みになります。「気圧される」を『広辞苑』で調べてみると

全体の感じや相手の勢いに圧倒される。

と記載されています。

では「気圧される」の正しい読み方は……

「けおされる」

けおされる

「相手のものすごい剣幕(けんまく)に気圧される」……という使い方になります。

 

【言質を取る】「げんしつ」「げんしち」と読む人が増えていますが……

続いてはこちら。

「言質を取る」

言質を取る

「言質」とは、あとで証拠になる約束となる言葉のこと。証言や供述に近い意味となります。「言質を取る」は、後々、証拠となるように相手にそのような発言をさせること。約束を交わしたあとで、相手が考えを変えたりしたときに反論できるよう、相手から言葉を引き出します。

正解はこちら!

「げんちをとる」

げんちをとる

「げんしつ」「げんしち」も最近では間違いではないとされていますが、正しい読み方を知っておきたいところです。

 

【声を荒らげる】声をあらげる、ではありません

最後にご紹介するのはこちら。

「声を荒らげる」

声を荒らげる

「声を荒らげる」は、声を荒立てるという意味で、激しく声を上げることを意味します。「あらげる」と発音したくなりますが、これは俗な言い方。本来はこう読みます。

正解は……

「こえをあららげる」

こえをあららげる

本来は、「あららげる」が正しい読み方ですが、最近ではテレビのニュースなどでも言いやすい、聞きやすいということで「あらげる」も認められているそうです。


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古田綾子

出版社、IT企業勤務を経て、2015年よりフリーランスの編集・ライターとして独立。 雑誌やwebメディアの ディレクション 、取材・執筆など、興味の赴くままに健康・美容・暮らし・教育・住まいなどのジャンルで活動中。三重生まれ、神奈川在住。2男児の母。現在、お金の勉強中。  

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