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- 女優・松雪泰子50歳!資格まで取ったハマり事とは?
湊かなえさんの著書『境遇』のAmazonオーディオブック・オーディブルで朗読を担当した女優の松雪泰子さん。前回のハルメクインタビューに登場したのは2020年。コロナ禍の3年間に起きた変化や、こだわって継続していることなどを伺いました。
コロナ禍を経て自然の中で暮らしたくなった
――前回のハルメクのインタビューから3年が経ちました。何か新しく始めたことはありますか?
松雪泰子さん(以下、松雪泰子)
新しく始めたことは特にはないんですが、最近は自然の中に居ると落ち着くというか、東京じゃないところに住みたいなと思い始めています。自然が多い山の方とか、緑があるところがいいですね!
――田舎で野菜を育てたりとかですか?
松雪泰子
もちろん、そういうのもやりたいですし、今よりももっと生活をゆっくり楽しめる場所で暮らしたいなと思っています。
――では、このコロナ禍の3年間、継続していることや、変わらないものなどはありますか?
松雪泰子
意識してやっていることはあまりないですが、どんどん“自然体”に拍車がかかっている感じはします。
インストラクター資格を取るほどハマっている「エゴスキューメソッド」とは?
――前回のインタビューで、アメリカ発の運動療法「エゴスキューメソッド」にハマっているとお話しされていましたが、続けられていますか?
松雪泰子
「エゴスキューメソッド」は体の歪みを整えて、簡単に自分で痛みや不調をとれるというのが特徴で……すっかりハマってしまい、インストラクターの資格を取りました(笑)!
――それは極めましたね!エゴスキューメソッド、興味深いですが、年齢に関係なくできますか?
松雪泰子
もちろん!自宅で寝ながらできるものもありますし、体の歪みを調整できる簡単な運動なので。
――なかなか解決しない体の痛みに効くとか。
松雪泰子
そうです。私はずっと続けているので、ボディメンテナンスに行かなくても大丈夫になりました。骨格の歪みがあると、代償作用と言って、本来なら使うべき筋肉じゃないところを使って体を支えるから、歪みがどんどん深くなって悪化してしまうんです。歪みを解消しないことには、いくら揉んだり、治療したりしても、また戻ってしまうんですよね。
エゴスキューメソッドは、自分の体にとって適正なポジションに戻すために、自重を使って筋肉を再教育していくみたいな運動です。本来使うべきところが使えるようになってきて、代償作用で使っていた筋肉を使わなくなることによって、痛みが解消されていくんですね。
まあ、一番は無理をしないこと。負荷をかけ過ぎないで、できる範囲でやっていく運動なので、普段全く運動しない方にとってもやりやすいと思うし、運動が苦手なご高齢の方にも、とても良いと思います。
――松雪さんの情熱が伝わってきました!インストラクターの資格を取ったということは、どこかで教えていらっしゃるんですか?
松雪泰子
今はまだやっていないんですけれど、いずれはやりたいなと思って、資格を取りました!
生活の基本!食生活や睡眠を大切にする
――食生活で気を付けていることについて教えてください。
松雪泰子
前回のインタビューでもお話ししたグルテンフリーの食事は続けています。あとは、酵素も好きですね。友人に「こういうのがオススメ」と教えてもらったら取り入れてみたりとか。野菜から発酵させて作った酵素が好きです。地面のエネルギーを取り入れるには、そういうものを取るようにしています。
お塩にもこだわっています。味が深くておいしいお塩をいろいろ見つけては、料理で使い分けています。やっぱり食べるものによって思考も変わってきますから、最近は食生活は特に大事だと思っています。
――舞台の公演が終わった後など、「自分を甘やかしちゃおう」といったときは、どんなことをしますか?
松雪泰子
無理をしなくなった分、意識して自分を甘やかそうということも特になくて。とにかく寝ることですね。食べるより、たっぷり寝ることかな。
情報過多の時代にリアルを体験する大切さ
――いつも輝いている松雪さんから50代以上のハルメク読者に向けて、人生を楽しく送るコツを教えてください。
松雪泰子
何かやろうと決めても、今は情報がたくさんあるから、見たり聞いたりしただけで、やったような気になってしまいがちだと思うんですけれど、そうではなく、やっぱり実際に体験する、行動していくことはすごく大事だと思います。
実はこの前、携帯電話が壊れてしまって、数日使えない状態で過ごしたんですね。そしたら、なんかとても自由になれたんです。無意識のうちに携帯電話に縛られていたんですね。なので、そういう自由な時間に、行動を起こすってすごく大事だと思いました。豊かになるということは、実際にそこに足を運んで行動して体験することなんですよね。
だから、そういう時間を大切にした方がいいと、自分自身も強く感じましたし、みなさんも、ぜひ「リアルを体験する気持ち」を忘れないでほしいなと思っています。
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松雪泰子(まつゆき・やすこ)
1972年11月28日、佐賀県生まれ。1991年に女優デビュー以降、数々のテレビドラマ、映画、舞台などで幅広く活動。近作は、舞台「カモメよ、そこから銀座は見えるか?」 (2023年)、テレビドラマ「ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と」 (23年)など。
作品情報
Amazon オーディブル、湊かなえ著『境遇』
デビュー作の絵本『あおぞらリボン』がベストセラーとなった陽子と、新聞記者の晴美は親友同士。共に幼いころ親に捨てられ児童養護施設で育った過去を持つ。ある日、「真実を公表しなければ、息子の命はない」という脅迫状とともに、陽子の息子が誘拐された。「真実」とは一体何なのか。そして犯人は……。
取材・文=清水久美子 写真=泉三郎 編集=鳥居史(ハルメク365)
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