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- 50代からの「開運」はスマホやSNSを味方に!
雑誌「ハルメク」のシンクタンク「生きかた上手研究所」所長の梅津順江が、ミドル~シニア世代の女性のトレンドを読み解きます。今回は「開運」に関する意識と実態を大調査。意識は高めと思いきや、意外な実情も見えてきました!
50代以上の約75%が「開運習慣」を取り入れている
2023年も幕があけました。「第一志望の大学に受かりますように」「素敵な人に出会えますように」「宝くじが当たりますように」「仕事がうまくいきますように」「家族みんなが元気で過ごせますように」など、初詣の願い事は人ぞれぞれ。
みなさんは、どのような祈願があるのでしょうか。
ハルメク生きかた上手研究所では、2022年11月25日~28日、50~84歳の女性537人に「開運に関する意識と実態調査」を実施しました。
74.9%が「寺院を参拝する」「占いをチェックする」「お守りを身に着ける」など何かしらの開運習慣を取り入れていました。
開運にかける年間費用の平均は1万1550円で、お金をかける時期は年末年始に集中していました。
関心の高いTOP2のテーマは「健康運」(73.4%)と「金運」(59.6%)です。ここまでは、概ね、予想通りの結果です。
50代は「健康運」「金運」以外にも関心が高い
興味深かったのは、年代差です。
50代は「健康運」「金運」だけでなく、「総合運」「家庭運」「仕事運」「対人運」「美容運」など複数のテーマで関心が高い傾向でした。「お守りを身に着ける」「パワースポットに行く」「お札を飾る」「風水を取り入れる」「盛り塩を置く」などの開運習慣も50代は60代、70代以上に比べ高い結果となりました。
70代以上を50代と比較してみると、「健康運」以外の関心は高くありませんでした。また「寺院を参拝する」「神棚を祀る」以外の習慣をしている人の割合は低いという結果です。
俗世間の渦中に身を置いている50代は、まだまだ欲深(言い過ぎでしょうか)で神頼み、世俗から離れつつある70代は無欲で多くを望まないということなのでしょうか。
「ああ年を取ったなァって一番感じるのは…欲がなくなること。私も若い時は海外旅行がしたい、お金が欲しい、雑誌に出ていた服がほしい、すてきな人と出会いたい、友達より幸せになりたい、あの人には負けたくないって、もう欲だらけよ。でも何十年かたった時、ふと気づいたの。今の私はどれも全然欲しくないって。何であんなに欲があったんだろうね。あの時、若い時代は遠くに遠くに…行ったんだと思った(美代子)」「ホント、何であんなにギラギラしてたかなァ(松木)」。
引用元は、『老害の人』(内館牧子著、講談社)に出てくる70代半ばの農園主夫妻の会話です。70代になると、欲がなくなっていくと松木ファームの妻が語り、夫もそれに同調しています。どうやら年末年始の開運シニア商戦は、若めの50代に向けた方が効果的といえそうです。
開運の情報源はWEBサイトとSNS
さて、開運に関する情報源は「WEBサイト・SNS」が首位でした。ミドル~シニア世代が、2位以下の「本・書籍」「雑誌」「テレビ」を選択するという予想はしていましたが、「WEB・SNS」媒体がトップとは意外でした。
調査で50代以上の女性から支持された占い師(ゲッターズ飯田氏、星ひとみ氏など)のInstagramフォロワー数をみると50万人(※2022.12.27現在)を超えていました。占い師のフォロワー数が多いことがミドル~シニア世代にも影響しているのか、フォロワー数が多いことが参考にされている証なのか。
いずれにしても「開運情報」と「WEB・SNS」媒体とは相性が良さそうです。50代以上のデジタルリテラシーが向上して「ネット媒体からの開運情報」を手に入れやすくなりました。「WEB・SNS」を開くと、運も開けるということに気付き始めたということでしょうか。
2023年もよい年となりますように。
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