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- 青木奈緖さんのエッセー通信講座第6回参加者の2作品
「家族」をテーマにしたエッセーの書き方を、エッセイストの青木奈緖さんに教わるハルメクの通信制エッセー講座。参加者に寄せられた作品から青木さんが選んだエッセーを紹介します。半年間の講座も今回で最終回。青木さんのメッセージを収録した動画も必見。
青木奈緖さんが選んだ2つのエッセー
「家族」をテーマにしたエッセー講座です。
クリックすると、作品と青木奈緖さんの講評をお読みいただけます。
「もうみんないなくなった」田久保ゆかりさん
私は銀杏。もう半世紀も前の事だが、この家のお母さんが、山の中学校の赴任を終えた記念として……
「家族だったチル子さん」浜三那子さん
猫を飼っていた。今から11年前に19歳で亡くなるまで。我が家の一員として君臨し、数々の……
エッセーに関する質問・お悩みに動画で回答
通信制エッセー講座の参加者から寄せられた質問やお悩みに、青木奈緖さんが動画で回答します。
半年間のエッセー講座は、今回で最終回。自身も初めて講師を務めた青木さんは「想像していた以上に参加者のレベルアップを感じました」と驚いたそうです。
動画で取り上げた質問は「エッセーとは何?」という原点に返るような問いです。
「エッセーを書くときは、あくまで自分の目線で体験したり、聞いたりしたことなど、身の回りのことを書くのでしょうか?」と問いかける参加者に、青木さんは「創作とエッセーの違いは、明確に白黒で分かれるものではない」と答えます。
「大切なのは、作品として破綻していないかどうか。予備知識を持っていない読者を、最後まで違和感なく連れていくような作品を書くことが、より大事なことと思います」。
参加者の作品の紹介コーナーでは、猫を主人公に取り上げたエッセーを取り上げました。
「三毛猫で、体が大きく、鍵尾……」といった特徴を書けていることが猫を書く際は大切、と書き手を称え、さらに向上する工夫として「結びに決まり文句を使うことの危うさ」を教えてくれました。
「家族のエッセーでは『ありがとう』と感謝で終わる結びがありがちです。他には『……という今日この頃である』も、よくある結び。いろいろなことを書いていても、最後に『このジャンルか』と読者に一括りにされてしまいます」。
最後に「半年間の作品のやり取りを通じて、参加者の皆さんと心の中で結びつきができていると感じます」と語ってくれた青木さん。
「思い出を大切に心の中にとどめておいたり、心の中に抱えた収まりがつかないことを整理する助けになったり、書くことの効果はどの書き手にも必ずあると思います。それとは別に、作品として読者のもとに届くときは、言い訳のできない完成作として見られるものです。だとしたら、なるべくきれいな作品の世界観ができるように仕上げることを目指していただきたい」と言葉を贈りました。
エッセイスト・青木奈緖さんのプロフィール
1963(昭和38)年、東京生まれ。文豪・幸田露伴を曽祖父に、作家・幸田文を祖母に、随筆家・青木玉を母に持ち、自身もエッセイストとして活躍。著書に『幸田家のきもの』(講談社刊)、『幸田家のことば』(小学館刊)他。
ハルメクの通信制エッセー講座とは?
全国どこでも、自宅でエッセーの書き方を学べる通信制エッセー講座。
参加者は毎月1回家族の思い出をエッセーに書き、講師で随筆家の青木奈緖さんから添削やアドバイスを受けます。
書いていて疑問に思ったことやお便りを作品と一緒に送り、選ばれると、青木さんが動画で回答してくれるという仕掛け。講座の受講期間は半年間。
次回第3期の参加者の募集は、2021年6月に雑誌「ハルメク」の誌上とハルメク旅と講座サイトで開始予定。募集開始のご案内は、ハルメクWEBメールマガジンでもお送りします。ご登録は、こちらから。
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