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- 山本ふみこさんエッセー通信講座第1回参加者の5作品
随筆家の山本ふみこさんが講師を務めるハルメクのエッセー通信講座。参加者の作品から山本さんが選んだエッセーを紹介します。今回から新たなメンバーが加わり、第2期が2021年2月よりスタート。最初の作品のテーマは「色」です。
山本ふみこさんが選んだ5つのエッセー
クリックすると、作品と山本ふみこさんの講評をお読みいただけます。
「シクラメン」小井田弥栄さん
居間のガラス戸の前に、シクラメンの鉢を置いている。お日様の光……
「ま、いっか」白川部てるみさん
色にはパワーがあります。気分を導くというか、そんなかんじの。……
「私、ダンショク系?」馬場佳子さん
私が二十歳のころ、言われたことをこれまでに何度もふっと思い出してきた……
「この町で生きてきた」原エリカさん
私は幸せなのだろう。春にさきがけて「色」を思ったとき、途端に……
「アーモンドチョコレート」堀口時美さん
千歳空港からJRに乗り継ぎ、目的地に向かう。ここから、3時間半の……
エッセーに関する質問・お悩みに動画で回答
通信制エッセー講座の参加者から寄せられた質問やお悩みに、山本ふみこさんが動画で回答します。
新たなメンバーが加わり、今回から通信制エッセー講座の第2期がスタート。
始まりにあたって山本さんからのメッセージは、
「新しい自分を発見するような気持ちで取り組んで」。
この講座では、参加者が書いたエッセーに山本さんから添削とコメントを受けられます。
山本さんが文章の脇に引くオレンジ色の線は「よくこのフレーズを思い付きましたね。拍手」のサイン。「思いがけないところに引いてあっても、それも気付きと楽しんで」と山本さん。
今回の動画で、参加者から寄せられた質問・お便りは3つです。
1つ目「エッセーとは何でしょう?」という質問に、
山本さんは「まずは、とにかく書く。書いてみないと、本当に意味で問いや迷いも出てこないので。自分の中に書かれたくて待っているものを、探して、見つけて、出す。そのうちに、エッセーとは何か? の答えを、一人一人がその人らしくきっと掴まれます」。
2つ目の質問「書いてみると難しくて、何度直しても納得いかず…。こんなに書くことはなかった」に対しては、
「思いつきを何ももたずに机に座って唸るというのはおすすめしない」とアドバイス。「エッセーはとても身近なもの。捕まえる楽しさ、それを外に送り出す喜びを味わってほしい。実際に書いている時間よりも、見つけている時間が『書く世界』かもしれない」と印象的なお話をしてくれました。
3つ目の「頭の体操にがんばります」というお便りには、
「まさに」と山本さんも共感。「書くタネを探すためにうろうろしたり、家の中を探したり、すべて頭の体操ですよね」。
最後に、次回に書く際のヒントとして
- いつのことを、どこに立って書いているかはっきりするように
- 書き過ぎるとかえって伝わらなくなることがあるから注意
- 句読点を大切に
- 今は使わなくなっている言葉(主人など)もあります
以上の4つのポイントについて話しました。
山本ふみこさんのエッセー講座の動画、次回は1か月後です。お楽しみに!
■もっと知りたい■
随筆家・山本ふみこさんのプロフィール
1958(昭和33)年生まれ。出版社勤務を経て随筆家に。ハルメクでは連載「だから、好きな先輩」やエッセー講座(会場開催と通信制)の講師でおなじみ。著書に『朝ごはんからはじまる』『まないた手帖』(ともに毎日新聞社刊)『おとな時間の、つくりかた』(PHP文庫刊)『暮らしと台所の歳時記 旬の野菜で感じる七十二候』(PHP研究所)『こぎれい、こざっぱり』『台所から子どもたちへ』(ともにオレンジページ刊)『家のしごと』(ミシマ社刊)ほか多数。公式ブログは http://fumimushi.cocolog-nifty.com/
ハルメクの通信制エッセー講座とは?
全国どこでも、自宅でエッセーの書き方を学べる通信制エッセー講座。参加者は毎月1回出されたテーマについて書き、講師で随筆家の山本ふみこさんから添削やアドバイスを受けます。講座の受講期間は半年間。
次回第3期の参加者の募集は、2021年6月に雑誌「ハルメク」の誌上とハルメク旅と講座サイトで開始予定。募集開始のご案内は、ハルメクWEBメールマガジンでもお送りします。ご登録は、こちらから。
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