- ハルメク365トップ
- 連載
- 著名人コラム
- 横森美奈子の目からウロコのおしゃれ塾
- 「何を着ても似合わない」を解決するヘアスタイル術
ファッションデザイナー・横森美奈子さんが50代からのおしゃれのコツをアドバイスする連載企画。今回のテーマは、ヘアスタイルです。「何を着てもイマイチ決まらない」のは、年齢や服のせい? 横森さんは「実は『服より髪!』が原因」と断言します。
そのヘアスタイル、損しているかも⁉
昨年、65歳で退職したのをきっかけに、新しいことにチャレンジしようと読者モデルに応募したという川城美喜子さん。「年齢のせいなのか、背が低いせいなのか、ここ数年、何を着ても似合わない気がするんです」と、おしゃれの悩みを打ち明けます。
そんな川城さんに対して、「何を着てもしっくりこないのは、年齢のせいでも、身長のせいでも、ましてや服のせいでもありません」と横森さん。ズバリ、「問題なのは、髪です!」と指摘します。
■挑戦した人
読者モデル:川城美喜子さん(66歳)
「パッと見たときの人の印象は、『顔』とその額縁である『髪』で決まります。川城さんの場合、顔の周りを四角くとりまくヘアが顔と頭を大きく見せ、全体のバランスを悪くしています」と横森さん。
さらに濃いローズ系の昔色リップも顔色を悪く見せ、メイクにも“時差”があると分析します。これに対して「髪型もメイクも20年くらいずっと同じ……」と川城さん。美容院に行くのは年2~3回だそう。
「年を重ねて、実は服よりも変えにくいのが髪型とメイク。“私は長年この髪とメイクで、これでいいの”と、なぜか思考停止になりがちです。でも、それではいくら服をがんばって選んでも、今風のおしゃれは成立しません。服のデザイナーである私が『服より髪!』と言うのですから(笑)、本当です」(横森さん)
ヘアスタイルを変えることが“素敵”への最短コース
そこで今回は、川城さんの服はそのままに、髪とメイクを大胆にアレンジ。「髪型だけで、こんなに印象が変わるなんて!すぐに美容院に行きたいです」と、川城さんも驚きを隠せない様子です。