彩りの少ない季節にぴったり

冬は「芽出し球根」の寄せ植えで春を先取り!

公開日:2021.01.20

更新日:2021.10.21

バラ栽培のコツや花に囲まれた暮らしを発信するブログが人気のバラ愛好家・奥野多佳子さん。冬はバラの剪定と誘引に大忙しですが、彩りも欲しい季節。今手に入る芽出し球根で、ハッピーカラーの寄せ植えを作ってみませんか。

「芽出し球根」で色のない庭や部屋を彩りませんか?

今年は何度も寒波がきて本当に寒い冬です。そして新型コロナの感染も先が見えなくて、自粛生活もどうなるんだろう……と新年早々考えてしまいます。

でも庭に目を向けると、いくら寒くてもコロナ禍でも、植物たちはいつもと変わらず自分たちのライフサイクルを悠然としたリズムで刻んでいます。なんだかそんな力強さに励まされながら、今年もまたバラの剪定を始めました。

冷たい風が吹いても雪が降り出しても毎年毎年続けているのは、「育てる」という使命感だけではなく、無条件でバラが好きなんだな~と思えます。春に満開に咲く庭の風景を思い描く楽しみを知ってしまうと、もうこれはなかなかやめられません(笑) 

「芽出し球根」で色のない庭や部屋を彩りませんか?

そうして剪定や誘引をしていると、今まであったバラの葉もなくなり、庭は色をなくします。一年で一番寂しい庭……そんな時期に鮮やかに咲いているのが「芽出し球根」です。

12月の末頃から園芸店に並び始めますが、花芽が出た状態でポットに入って売られている球根です。少しお高いですが、球根から植えるよりも確実に咲かせることができて、普通より早く寒い時から咲き始めるので花を長く楽しめるメリットがあります。

と言っても、今花が咲いている芽出し球根って、スイセンやアネモネくらいなんですが、今月はその芽出し球根を使って寄せ植えを作ってみました。色のない庭やお部屋に置くと、春を先取りしたように華やかになります。

ふんわり優しい「アネモネとヒヤシンスの寄せ植え」

ふんわり優しい「アネモネとヒヤシンスの寄せ植え」

優しい雰囲気で咲くアネモネと、淡いピンクのプリムラやビオラでふんわりした寄せ植え。白いヒヤシンスが咲くとまた違った雰囲気になります。

■用意するもの

  • アネモネの球根 ポルト(紫系)1鉢、(白系)1鉢
  • ヒヤシンスの球根(白色)1鉢
  • ビオラ 春るるる 1ポット
  • カレックス エバーゴールド 2ポット(庭から掘り上げました)
  • プリムラ マラコイデス ウインティー 1鉢
左/アネモネの球根ポルト、右/ヒヤシンスの球根(白色)
左/アネモネの球根ポルト、右/ヒヤシンスの球根(白色)
左/ビオラ 春るるる、右/カレックス エバーゴールド
左/ビオラ 春るるる、右/カレックス エバーゴールド
プリムラ マラコイデス ウインティー
プリムラ マラコイデス ウインティー

マラコイデスは花付が良く、ちょっとアンティークな雰囲気でとてもかわいい花です。4月末くらいまでよく咲くので、寄せ植えを解体してもそのまま鉢か庭に植えるとたわわに咲いてくれます。

籐のカゴ

  • 籐のカゴ(28cm×22cm、高さ11cm)
  • 鉢底石
  • しっかりしたビニールの袋


■作り方...

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奥野多佳子

1952(昭和27)年、兵庫県生まれ、大阪府在住のバラ愛好家。82年にタペストリー制作を始め、2000年に陶芸、04年に庭づくりを始める。豊中市美術協会会員。兵庫県立美術館で解説ボランティアに参加。ブログ「Soleilの庭あそび…布あそび♪」は人気です。

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