育てて縫って愛おしむ ガーデンダイアリー

秋の花で寄せ植えを楽しみましょう

奥野多佳子
2019/10/19 102

バラ栽培のコツや花に囲まれた暮らしを発信するブログが人気のバラ愛好家・奥野多佳子さん。庭に咲く四季折々の花の写真とともに、庭づくりのポイントや、庭の花にちなんで手作りした作品を紹介していただきます。

【目次】
  1. 秋はコスモス
  2. コスモスの寄せ植えを作ろう!~準備編
  3. コスモスの寄せ植えを作ろう!~作り方編
  4. これからのパンジーの寄せ植え

秋はコスモス

作品「優しい風」

高い空にうろこ雲……もうすっかり秋ですね。気持ちのいい季節になりました。

秋といえばコスモス!……とすぐに連想するほど大好きな花です。風にフワフワ揺れて頼り無げで可憐……でもその細い茎はとてもたくましい。

奥野コスモス作品
柔らかな布地を染めて オーガンジーやビーズも使って作っています

コスモスの寄せ植えを作ろう!~準備編

秋になると、毎年必ずコスモスの寄せ植えを作りますが、今回はその作り方をご紹介します。

鉢は40cm×40cm、高さ35cmの大きな四角い鉢ですが、私はやはり通気性や排水性を考えテラコッタなどの素焼きの鉢を使います。

鉢底石と鉢底ネット、土(ホームセンターで売っている培養土でOKです)を準備します。

鉢は、使う前に洗ってきれいにしておきます


寄せ植えするときは、(1)背の高さの違う苗、(2)メインと脇役の花苗、(3)葉っぱや花の形の違う苗など用意します。

  1. 背の高さの違う苗 
    今回はコスモスがメインの花です。背の高い苗として一番後ろに斑入りのススキ、タイガーグラス2個を用意
    右がタイガーグラスです
  2. 脇役の花苗
    脇役には、中間の高さの苗を5種類。
    左上から、淡いピンクのセンニチコウ、紫の宿根サルビア、ピンクのアルテルナンテラ、左下は少し背の低い白いペンタス、濃いピンクのジニア
  3. 葉っぱや花の形の違う苗
    足元を引き締める葉っぱ類として3種類。
左から、ミスキャンタスとヤブラン、ラムズイヤー、ヒューケラ

今回園芸店で購入したのは、コスモス、宿根サルビア、ピンクのアルテルナンテラ、ペンタス、ジニアで、その他は庭にあるものを使っています。

コスモスの寄せ植えを作ろう!~作り方編

では、さっそく作り方です。

  1. 鉢の底穴に 鉢底ネットを敷き 鉢底石を入れ、土を1/4ほど入れ、元肥を置きます。
  2. 鉢の一番後ろに2つのタイガーグラスを鉢のまま置きます。タイガーグラスはイネ科でとても強いので、根を張ってコスモスなど他の花たちの育ちを妨げるので、鉢から出さずに使っています。宿根草なので、寄せ植えが終った後もそのまま掘り上げられて便利です。
  3. その前にコスモスを置き……その左にセンニチコウ、右にアルテルナンテラ、前に紫の宿根サルビアをポットから出して置きます。
  4. サルビアの左右の開いた空間に黒いヒューケラ2種類を鉢から出して置きました。他の花苗も置いてみましたが、今回はコスモスに視線が集中するようすっきりとしました。
  5. 上から土を入れ、株の間にもしっかり土が入るように竹などでつついて入れます。
  6. お水をあげて出来上がり!

使わなかった苗もありますが、これだけで……と限ってしまわず、ちょっと合わせてみるといい感じかも……と思う苗も用意しておく方がいいと思います。

寄せ植えするときは、鉢の風景の中の「点と線と面」を考える、とよく言います。

点はここではコスモスの花だったり、センニチコウやアルテルナンテラの小さなピンクの花だったりサルビアの紫の花だったり……風景の中できれいな色合いがチラチラ。

線は、後ろのタイガーグラス……風で揺らめきます。

面は、手前のヒューケラなどの大きな葉っぱ……存在感が出て足元を引き締めます。

私もあまりうまくはできませんが、園芸店では好きなだけではなく「点と線と面」をちょっと思い出してお花を選ぶようにしています。

1か月後の様子です。

センニチコウやアルテルナンテラはよく繁ってきましたが、コスモスの花が少し途切れたので左下の空間にジニアを足しました。ジニアは咲き進むほどに上の写真のような、きつい色合いではなくグラデーションが付いていい雰囲気になっています。

これからのパンジーの寄せ植え

これからの時期、パンジーやビオラがお花屋さんに並ぶようになると、来年の春に向けての寄せ植えのバラエティーが広がります。

パンジーは、晩秋から初夏まで咲いてくれるとても優秀な花です。ホントによくがんばる花だと毎年感心します。

ピンクのパンジーを集めて、ハート型のワイヤーのハンギングに寄せ植えしました。

四角の鉢もストックなどのピンク色なので、春になると門扉前は明るい華やかな雰囲気になります。

 

木製の箱にもよく寄せ植えします。そのまま土を入れると木が腐りやすいので、内側に黒いビニール(ゴミ袋でもOK)を敷いてホッチキスで留めて、底に穴を開けてから土を入れています。

ブラッククローバーとシルバー葉のシロタエギク、それに白いパンジーの組み合わせです。

 

これはボックス型のブルーのハンギング。ちょっとシックな色合いで……。

 

黒いアイアンのハンギングに英字のワックスペーパーを敷いてパンジーやアリッサムを植えこみました。

明るい黄緑色の斑入りミツバがあることでパンジーが引き立ちます。

 

アネモネやスカビオサ、ビオラ、ヒューケラなど春の寄せ植えです。船の形のような素焼きの鉢に植えこんでいます。

 

晩秋には、毎年球根と一緒にパンジーの寄せ植えを作ります。これは11月に球根ムスカリを植えこみました。

 

実はこの鉢は もう12年前に陶芸教室で作ったものです。素焼する前に一度割れてしまって……でももう一度がんばって作ったんです💦……苦労して作ったので愛着のある鉢です。 

 

寄せ植えを作るとき、いいな~……と思った寄せ植えを見つけたら、その苗の種類や色合いなどまねして植えてみる……そこから始めてみてはどうでしょう。 

 

自分の好きな花だけを選んで植えていると同じものばかりになるので、ちょっと冒険してみることも必要ですね。

 

植えた後は、花ガラを小まめに摘んで肥料をあげることも忘れずに……

 

寄せ植えは一つの小さな世界……お庭にフォーカルポイントが生まれます。

次回のコラムはバラのお話。10月30日にお届けします。

 

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奥野多佳子

1952(昭和27)年、兵庫県生まれ、大阪府在住のバラ愛好家。82年にタペストリー制作を始め、2000年に陶芸、04年に庭づくりを始める。豊中市美術協会会員。兵庫県立美術館で解説ボランティアに参加。ブログ「Soleilの庭あそび…布あそび♪」は人気です。

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