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- 股関節をゆるめて下半身スッキリ!リンパケア【前編】
奇跡の65歳、大人気のリンパケアトレーナー・木村友泉さんが、大人女性の心と体の不調を改善するリンパケアを教える連載の第11回。今回は下半身がスッキリして、脚のむくみも解消する股関節のリンパケアを解説します。
股関節をほぐせば下半身の流れがよみがえる!
みなさん、こんにちは。リンパケアトレーナーの木村友泉です。
湿度が高く、じめじめした梅雨どき。体もだるく重く感じる人も多いのではないでしょうか。
家の中に閉じこもっていると体はむくみがち。そこで今回は家にいながら、下半身の流れをよくして脚がスッキリ、じめじめ期でも足取り軽く、お出掛けしたくなるようなケアをお伝えします。
ポイントは「股関節」です。
股関節は球関節といって、ボールの形とその受け皿のような関係の関節なので、本当は360度、いろいろな角度に動くものなのです。それなのに私たちは普段、前後にしか動かしていない人がほとんど。すると特定の筋肉だけが使われることになり、むくみにつながりやすくなります。
また、脚のつけ根には鼠径(そけい)リンパ節があります。筋肉が凝り固まると、そのまわりの流れが悪くなり、さらにむくみや足先の冷えにつながります。
これを解消するには、脚をいろいろな角度で揺らして振動を加えること。
そうして股関節がゆるむと、まるで真冬に凍った川が雪解けで流れていくように、 “リンパの道”ができ、滞りが解消されます。
脚が軽く感じられ、どんどん歩きたくなりますよ。
骨盤が整い、下半身がスッキリ、美脚になる効果も!
股関節をゆるめたら、次は股関節を「育む」ケアをします。
当然ですが、股関節は横にも広がります。日常生活で、足を横に大きく広げる動作をする機会は、ほとんどないのではないでしょうか。
畳での生活が中心だったときは、床に座って立ち上がる動きを頻繁にしていました。また、和式トイレでは足を開いてしゃがんでいました。この動き、実は股関節にとてもよかったんです。
現代は、イスでの生活が多くなり、股関節を育む機会がグッと減ってしまいました。
特に更年期以降の女性は股関節トラブルを抱える方が増えます。このケアを習慣化することで、トラブルの予防にも役立つはずです。
ただし、間違った広げ方をすると股関節を傷めてしまうので要注意。筋肉は多少の負荷をかけないと育ちませんが、いきなり負荷をかけるようなことは絶対にしないでください。
しっかり股関節をゆるませる下準備をした上で、育んでいくのが正解です。
ポイントは、ひざとつま先を外側に向けること。
婦人科での内診や出産経験がある人なら、内診台で診察してもらった経験がありますよね。内診台では、両足を左右にパタンと大きく開きます。このとき、ひざの頭は外側に向いているはず。実はあれがいちばん股関節が楽な開き方なんです。
あのイメージで、脚を左右に大きく開いていきましょう。
股関節が硬い人には少し難しい動きですが、できる範囲で少しずつやっていきましょう。続けるうちにどんどん股関節が開くようになっていきます。そうすると骨盤が整い、下半身がスリムになる上、美脚効果も期待できますよ。
後編では、実際の動きをわかりやすく解説します!
取材・文/樋口由夏 撮影/中西裕人 ヘアメイク/木村三喜
■次回
>>>実践!下半身むくみスッキリ!股関節ほぐし【後編】
木村友泉さんに心と体のケアについて質問してみませんか?
こんな不調にはどんなケアがいいんだろう?自分のケア法が合っているかちょっと心配……。そんな読者のみなさんの悩みや質問にも、連載の中でできるだけお答えしていきたいと思っています。
ぜひ、お気軽にご質問等、お寄せくださいね。楽しみにお待ちしています!
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