木村友泉|大人のリンパ・からだケアLesson#7

実践!鎖骨まわりのケア★首元&あごスッキリ【後編】

公開日:2024.02.20

大人気リンパケアトレーナー・木村友泉さんに、大人女性のためのリンパケアを教わる連載の第7回。今回は、花粉症の症状や鼻づまりが改善されるだけでなく、首元や顔のたるみがスッキリする「鎖骨まわりのリンパケア」を一緒に実践します。

まずはリンパケアの効果を最大限にする「基本の動き」から!

ではさっそく、鎖骨まわりをゆるめ、リンパの流れる体に整えるケアをしていきましょう。

鎖骨まわりのリンパケアに入る前に、「背中と首をゆるめる動き」をしておくと、全身のリンパの巡りが改善し、ケアの効果がアップします。

土台をゆるませておくことは、遠回りのように見えますが、効果を最大限に発揮するために重要であるだけでなく、美容効果もバツグン!ぜひやってみてください。

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実践!「鎖骨まわりをゆるめる」動き

それでは実践していきましょう!

1.鎖骨下を指で押してチェック


左右の鎖骨の下をそれぞれ指で押します。押してみて、左右の痛くない方からケアを始めます。

2.鎖骨をやさしくなでる


ケアをする方の鎖骨と反対側の手で、鎖骨を肩から内側に向かってなでます。ブラシでなでるようにやさしくそっとなでるのがコツ。

3.手を鎖骨に添えて肩をゆっくり後ろに回す


手を鎖骨に軽く添え、鎖骨が動くのを感じながら肩をゆっくり後ろに回します。これを5回行いましょう。鎖骨まわりの筋肉がゆるみ、リンパが流れやすくなります。

4.耳の下あたりから鎖骨まで手のひらでなでおろす

耳の下あたりから首筋を通り、鎖骨まで、手のひらでやさしくなでおろします。リンパが鎖骨に流れていくようなイメージで行います。反対側も同様に行いましょう。

リンパケア《ワンポイント★アドバイス》

鎖骨をなでるとき、また耳の下から鎖骨に向かってなでるときは、つい力を入れてしまいがち。でもなでる強さは“そーっとやさしく”が原則。リンパの流れを、やさしくなでることで促すようなイメージです。

続けていくうちに、肩を回すときも回しやすく、軽く感じることができるでしょう。

そうすると顔まわりや首元もスッキリ、鼻が通ってくるのを実感できるようになりますよ。

花粉症の症状が出てくる前に予防として行ってもいいですし、万が一症状が出ても、このケアを行えば症状を軽減することができます。ぜひ、今からやっておきましょう!

次回は「目元のたるみ解消!リンパケア」をご紹介します。どうぞお楽しみに!

取材・文/樋口由夏 撮影/中西裕人 ヘアメイク/木村三喜

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そっとふれるだけ「ゆらす」「ゆるめる」って、どんなこと?もっと詳しく学びたいと思った方は、ぜひ木村友泉さんが実演・指導するハルメク・オリジナル動画をご覧ください。

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木村友泉

1959年富山県生まれ。「LHJ(ライフ&ヘルス ジョイ)」代表。富山大学薬学部卒業。薬剤師として勤務するも薬での治療に限界を感じ、リンパケトレーナーの道を進む。現在は講演会や執筆など精力的にリンパケアの啓蒙に努めている。

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