「鎖骨まわり」をほぐせば、首から上が一気にスッキリ！

みなさん、こんにちは。リンパケアトレーナーの木村友泉です。

春本番になり、気になってくるのが花粉症です。かつて私も花粉症や鼻づまりに悩まされることがありましたが、今はしっかり予防しているので、しばらく発症していません。

花粉症は予防が大事なんです。では何をするのか。 鼻の通りをよくするには、鼻をケアする？ いえいえ、違います！

現代人は、鎖骨まわりがこわばっていることがほとんど。寒いと体が縮こまって、首や肩が凝り固まっていたり、スマホやパソコン作業、家事などで前かがみになる姿勢が続いて鎖骨まわりが緊張していたり……。

これらは、顔たるみや、首が太くなる・短くなる原因だけでなく、実は花粉症や鼻づまりの原因の一つでもあるのです。

今回は、鎖骨まわりの筋肉をゆるめて、鎖骨リンパ節の流れをよくすることで、顔・首・鼻をスッキリさせる方法をご紹介します。

顔が老けて見える原因「首が短い」「首が太い」を解消！

鎖骨には「鎖骨リンパ節」があり、全身から集まった老廃物の出口になっています。ところがここがガチガチに硬く、詰まっている人が本当に多いのです。

首が太く短くなり、オジサンっぽい印象になってしまう方は、鎖骨まわりのリンパが詰まってしまうことで、首がむくんで太くなったり、あごまわりがたるんで首が短く見えている可能性大。

鎖骨まわりが詰まって硬くなると肩や首も緊張して、頚椎の間が狭くなって首が短くなり、首元のたるみ・シワの原因にもなってしまいます。

ですから、首・顔まわりを若々しく保つには、鎖骨まわりのリンパの流れを整えることが重要です。

また、この鎖骨まわりのリンパは、鎖骨下静脈に合流して体中をめぐります。鎖骨下静脈にリンパが流れることで、当然、そこに近い部分＝「顔も含めた首から上」のリンパのめぐりもよくなるため、鼻づまりの解消にもつながるのです。

あなたの鎖骨の凝り具合は？セルフチェック！

実は鎖骨まわりの凝り固まり具合には、左右差がある人がほとんど。鎖骨の下を押してみると左右で痛みに違いがあるので、すぐわかります。

その理由はさまざまありますが、例えば寝る姿勢もその一つ。右を下にして寝ていれば、右側の筋肉が硬くなりやすくなります。また、バッグをどちら側の肩に多くかけているか、テレビやパソコンの位置が体に対して左右どちらにずれているかによっても、左右差が出るものなのです。

これをフラットな状態に戻して日々、バランスを整えることが、とても大切です。それができるのがリンパケア。

部屋も掃除をしないと汚れますよね。それと同じで体もメンテナンスしないと、体調がくずれやすくなるんです。

さあ、この春は鎖骨をやさしくほぐして「花粉症知らず＆キレイ」を手に入れましょう！

後編では、実際の動きをわかりやすく解説します！

取材・文／樋口由夏 撮影／中西裕人 ヘアメイク／木村三喜

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