生きるのが少し楽になる「逃げヨガ」(3)

ストレスで寝られないときの考え方と横になるヨガ

公開日:2021/02/10

更新日:2021/02/24

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ヨガインストラクターのタダヒコさんが、生きるのが少し楽になる”心”をほどく「逃げヨガ」をお伝えします。今回はイライラしたり、ムカついたり、心が落ち着かないときの考え方と頭の中がスッキリする究極のリラクゼーション方法を動画でお伝えします。

ストレスで寝られないときの考え方と横になるヨガ

イライラしたときの対処方法とヨガの考え方

フィットネスでなく“心に効く”ヨガを伝えます

こんにちは、ヨガインストラクターのタダヒコです。押さえつけられて小さくなっていた心身を、深い呼吸とシンプルなポーズで取り戻し、生きる力と自由を手に入れる「逃げヨガ」をお伝えしています。
今回は、イライラ、ムカつくといった、やり場のない感情が湧いたときの対処方法を提案します。
 

イライラ、怒りはどこからくる?

イライラ、怒りはどこからくる?


あなたは、どんなときにイライラしたり怒りを感じたり、ストレスを感じますか? 仕事をする上で、思うようにならないことでイライラしたり、ムカついたりすることもあるでしょう。また新型コロナウイルスの感染拡大で在宅時間が増えて、家族、特に夫と一緒にいると息が詰まるというお話をよく伺います。

あまり会わない人ならまだしも、仕事上での人間関係や家族となると、簡単に切り離せない人間関係ですから、ストレスを抱え続ける方も多いでしょう。その挙句に、「ホトホト疲れて、もう何もかもが嫌だ……」と悲しくなることがあるかもしれません。

我慢できないほど誰かにムカついたり、むしゃくしゃしたりといった、やり場のない気持ちがあるときは、まず「どこにイライラするのか?」「なぜ、イライラしているのか」を見つめてみることが大事です。なぜイライラしているのかを冷静に見つめることにより、その奥にある本心に気付きやすくなるためです。その本心を認識できると、イライラは収まりやすくなります。

イライラ、ムカついたときは人間として成長できるタイミング

イライラ、ムカついたときは人間として成長できるタイミング

自分の感情と思考を客観的に見つめていくと、実はイライラの原因は、”その人のせい”ではないと気付くかもしれません。「イライラ」の裏側には必ず「不安」が隠れています。その不安に気付いてみましょう。一体何が怖いのでしょうか?

”イライラ””ムカつく”といったやり場のない感情が湧き上がったときは、その出来事が自分の心の中にある傷に反応していることがあります。

体にまだ癒えていない傷があるとき、そこに触れられるととても痛みます。心にも同じことが言えます。まだ癒えていない傷が心にあるとき、触れられると痛いが故に、私たちは過剰に自分を守ろうとしたり、正当化しようと躍起になり、自分を見失うことが多いようです。
 
本当は心の触れ合いを何よりも求めているにもかかわらず、触れられると痛いのでそれも叶わないジレンマ。体の傷のように心の傷も隠さず、裁かず、その存在を認め、ありのままを認識してあげると、やがて癒えていきます。

感情が揺さぶられたおかげで、自分の心の中に癒えていない「傷」があることに気付くことができる。だから、イライラしたりムカついたりしたときって、本当はチャンスなんです。唯一人間として成長できるタイミングと言っても、過言ではないくらいです。

 

ストレスを受けたときにどんな体の変化があるか

客観的に見つめるという感覚がつかめない方は、第1回目にお話ししたように、空をイメージしてみてください。青空があなたの本質で、そこに浮かぶ雲が感情や思考です。イライラや怒り、やり場のない感情がどのように空に浮かんでいるのか見つめてみましょう。

客観的に感情を見つめた後は、次にストレスを受けたときの自分の兆候をつかんでみましょう。そのとき、どんな体の変化が起きているでしょうか。

例えば胃に違和感があるとか、頭痛がしてくるとか、何かしら反応があるはずです。ストレスを受けたときに心と体にどんな違和感があるのかに気付き、その反応が起きている自分を「認める」だけで、あなたは変わっていくはずです。

体を緩めれば心も緩む

イライラする、ムカつくといった感情を抱いているとき、相手を許せない状態になっていると思います。日本語の「許す」の語源も、「緩める(ゆるめる)」にあると言われています。まずは、ピンと緊張しきったご自分をゆったりした呼吸で緩め、いたわりましょう。

感情を殺して無理に「無の境地」になろうとがんばらなくても大丈夫です。人間ですから、喜怒哀楽はあっていいんです。ご自分の喜怒哀楽を、ただ「感じる」ことが大切です。

呼吸が変わると、体と心が緩みます。「良い、悪い」といったジャッジすることを手放し、緩めば自然と「許す」ことにつながります。

 

 寝られないときに。頭がスッキリ!「屍のポーズ」

 寝られないときに。頭がスッキリ!「屍のポーズ」

それでは、今回の逃げヨガ「屍(しかばね)のポーズ」をお伝えします。

ごろんと横になるこのポーズは、ヨガのクラスの最後に必ず行うポーズです。エゴ(感情・思考)が静まって、心と体の回復、頭の中がスッキリする究極のリラクゼーション方法です。
 
このポーズを通じて自分を見つめ、凝り固まった古い自分が終わり、新たな自分に変わりゆくひと時をぜひ味わってみてください。

夜寝る前に、布団に入りながら行いましょう。動画ではガイドが10分ほど流れますので、ラジオのように聞き流しながら、ガイドに従って行ってください。

ガイドの途中で寝落ちても、疲れていて体が睡眠を求めているということですから、まったく問題ありません。イライラや不安があるとき、ストレスで寝られないときに、ぜひ行ってみてくださいね。

 

ヨガの基本の呼吸方法

ポーズを行う際には、ヨガの基本の呼吸を繰り返し行いましょう。鼻から吸って、鼻から吐きます。苦しいときは口から吐いてもいいです。お腹の底を満たすように吸い、息を吐くときはおへその辺りから押し出すように、細く長く息を吐き出しましょう。

屍のポーズのやり方

仰向けになります。両足を伸ばし、足の幅は肩幅前後に開きます。腕とひじを使って仰向けになります。

両腕は体につけずに、離したところに置き、手のひらを天井に向けた状態で余計な力を抜いていきましょう。

腰が痛い方はひざを立ててもいいです。腰が反りやすいので骨盤を立てるように意識して、背中が床になるべくつくようにして、余計な力を抜いていきます。

脱力してゆったりとした呼吸を繰り返します。眉間、口元、首、肩……と少しずつ緩めていきます。

 

横になるヨガ「屍のポーズ」のやり方を動画で見る

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