脳にごみをためない最強献立!鶏肉のレシピ
2024.01.132024年01月05日
脳にごみをためない食事術で認知症予防#2
脳にごみをためない最強献立!減塩&カロリーオフ
認知症を予防するには、運動やコミュニケーションだけではなく、実は「食生活」が大事です。料理研究家で管理栄養士の藤井恵さんの“脳にごみをためない最強献立!”を2種類紹介します。いつものおかずを「おいしく減塩」&「カロリーオフ」で免疫力アップ!
教えてくれた人:藤井恵(ふじい・めぐみ)さん
料理研究家・管理栄養士。手軽でおいしく、体によいレシピに定評がある。著書に『塩分ひかえめでもとびきりおいしいレシピ』(扶桑社刊)他。
減塩&低カロリー!脳にごみをためない最強献立1
この献立でこれがとれます。
- 緑黄色野菜
- その他の野菜
- ナッツ類
- ベリー類
- オリーブ油
- 塩分1.1g
- カロリー299kcaL
厚切り肉のしょうが焼き
【材料】(2人分)
- 豚ロース肉(とんかつ用)……2枚(180g)
- オリーブ油……小さじ1
- わけぎ……60g
- ニンジン……1/3本
- レモン汁……大さじ1/2
- 粗びき黒コショウ……少々
[A]
- ショウガ汁……大さじ1
- 酒……大さじ1
- コショウ……少々
[B]
- しょうゆ……大さじ1/2
- みりん……大さじ1/2
- 酒……大さじ1/2
【作り方】
- 豚肉は脂を取り除き、両面にフォークを刺す。Aをかけて漬ける。わけぎは斜め薄切りに、ニンジンは千切りにする。
- フライパンにオリーブ油を熱し、[1]の豚肉を入れて両面こんがりと焼く。Bと肉の漬け汁を加えて煮からめ、キッチンバサミなどで棒状に切る。
- わけぎとニンジンを混ぜて器に盛り、レモン汁とコショウをふり、肉を盛り付ける。
【ポイント】表面に味をからめて少ない調味料でもおいし
煮詰めた調味料をからめれば、舌に感じる味が強くなります。厚切り肉なら表面積は小さくても食べ応え十分。
キャベツとブルーベリーのサラダ
【材料】(2人分)
- キャベツ……150g
- 紫タマネギ……1/4個
- アーモンド……20g
- ブルーベリー……50g
[A]
- 白ワインビネガーまたは米酢……大さじ2
- 塩・コショウ……各少々
【作り方】
- 紫タマネギは薄切りにし、Aを加えて混ぜる。
- 2. キャベツは千切りにし、[1]をかけて粗く刻んだアーモンドとブルーベリーを散らす。
【ポイント】お酢とタマネギの香りで味を補う
最初にタマネギの香りをお酢に移しておくのがコツ。アーモンドとブルーベリーでコクをプラスします。
減塩&低カロリー!脳にごみをためない最強献立2
この献立でこれがとれます。
- 魚
- 緑黄色野菜
- その他の野菜
- ナッツ類
- オリーブ油
- 塩分1.4g
- カロリー310kcaL
サバと焼きネギのみそ煮
【材料】(2人分)
- サバ(2枚おろしで骨のついたもの)……2切れ(160g)
- 酒……小さじ1
- 長ネギ……1本
- オリーブ油……小さじ1
- ショウガ……1片
[A]
- 水……150mL
- 酒……大さじ2
[B]
- みりん……大さじ2
- みそ……小さじ2
【作り方】
- サバは皮目に7~8mm幅の切り込みを入れ、酒をふる。長ネギは4cm長さに切る。ショウガは半分に切り、一つは薄切りに、残りは細切りにする。
- フライパンにオリーブ油を熱し、水気を取ったサバを皮目を下にして入れる。ネギも入れ、焼き色がつくまで両面焼く。
- [2]に薄切りにしたショウガとAを加えて煮立て、アクを取って中火で5~6分煮る。
- Bを溶き入れ、とろりとするまで煮詰める。器に盛り、細切りにしたショウガをのせる。
【ポイント】香ばしい焼き目が深い味わいを演出
サバも長ネギも焼き目がつくまでこんがり焼くことで、コクとうま味がアップ。少しのみそで深いおいしさになります。
春菊とわかめのくるみあえ
【材料】(2人分)
- 春菊……200g
- わかめ(塩蔵)……30g(乾燥わかめなら8g)
- くるみ……20g
[A]
- 酢……大さじ1/2
- しょうゆ……小さじ1/3
- 砂糖……小さじ1/2
【作り方】
- 春菊は葉と軸を分ける。わかめは洗ってたっぷりの水に5分浸す。
- わかめを1分ゆでて水にとり、しっかり水気を絞る。次に春菊の軸、葉の順に入れてゆで、ザルに上げて冷ます。わかめと春菊を3~4cm長さに切り、しょうゆ少々(分量外)をまぶして水気を絞る。
- くるみをすり鉢でなめらかにすりつぶし、Aを加えて混ぜる。わかめと春菊を加えてあえる。
【ポイント】わかめはゆでて余分な塩分をカット
塩蔵わかめは、水洗いだけでは塩分が残りがち。乾燥わかめも塩分が含まれるので、戻して水洗いします。
次回は“脳にごみをためない最強献立!鶏肉のレシピ”を紹介します。
取材・文=松尾肇子(編集部)、調理=藤井恵、
イラストレーション=飛田冬子、撮影=小林キユウ、
スタイリング=カナヤマヒロミ、栄養計算=酒田彩子
※この記事は、雑誌「ハルメク」2023年11月号を再編集しています。
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