脳にごみをためない食事術で認知症予防#1

認知症を予防するなら食事を変えて!基本ルール

公開日:2023.12.28

更新日:2024.07.28

認知症予防のためには、運動やコミュニケーションが大切。実は、それよりも「食生活」に大きな影響があるといわれています。長年の研究で明らかになった“認知症予防に最強の食事術”とおいしいレシピを紹介します。脳に良い食材・悪い食材も併せてチェック!

教えてくれた人:医師の猪原匡史(いはら・まさふみ)さん

国立循環器病研究センター脳神経内科部長。英国留学、先端医療研究センターなどを経て、2016年より現職。専門は、脳卒中・認知症の診療と、食事や薬による認知症治療の研究。

アルツハイマー型認知症の原因は“脳のごみ”の蓄積

「脳の健康の大きなカギを握るのは“血管”です」と語るのは、認知症専門医の猪原匡史さん。「アルツハイマー型認知症の原因は、脳に“アミロイドβ”と呼ばれる物質、いわば“脳のごみ”がたまること。

アミロイドβは普通、短期間で血液にのって排出されますが、加齢に伴って血管が硬くなると、うまく排出されなくなります。蓄積したアミロイドβが脳の神経を死滅させるのが認知症の原因なので、予防には、血管を若いときのようにしなやかに保つことがとても重要なのです」

野菜だけじゃだめ!脳にごみをためない食事の基本ルール

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