”介護”ではなく、自分のために!VIOの脱毛体験記
2022.09.122023年07月30日
わき、手足、顔、正しい処理の方法は?
カミソリは使ってはダメ? 安心確実ムダ毛ケア
肌を出す機会が多くなると、気になるのがムダ毛の処理。50歳を過ぎて体毛は減った気がするけれど顔のムダ毛が気になり始めたなんて人はいませんか?どんなケアが肌にいい? 処理の時注意すべきことは? 菅沼薫さんに教えてもらいます。
50歳を過ぎると“毛”は薄くなる?
年齢を問わず、女性にとって悩ましいのが「毛」の問題。「髪のボリューム減の原因は?抜け毛のメカニズムに迫る」から5回にわたって、毛髪についてお話ししましたが、頭髪や体毛はもともとの毛量や毛周期などに個人差があり、そのメカニズムについてはまだ解明されていないこともあります。
さて、現在わかっている限りでは、女性の場合一般的に50歳を過ぎると体毛や頭髪、まつげは薄く細くなる傾向にあります。これは、更年期によって女性ホルモンの分泌量が低下することで、毛周期や毛の密度、範囲などに影響を及ぼすためと考えられています。
そのせいか、若い頃に比べて体毛のケアが楽になったと感じる人も多いようです。とはいえ、体毛がなくなったわけではないので、今回は部位別にオススメのお手入れ方法を紹介していきたいと思います。
ワキの毛を抜いたら冷やしましょう
ワキは範囲としては狭い部位です。ほとんどの人が何らかの方法で毛の処理をしてきた部位でもあるため、毛や皮膚の状態は人それぞれでしょう。「まだしっかり毛が生えてくるので、どうにかしたい」という場合は、確実な成果が期待でき、安心して受診できる医療機関によるレーザー脱毛をおすすめします。回数や期間は、もともとの毛の状況や、どこまでなくしたいかによって異なりますので、医療機関で相談してみるといいでしょう。
そんなに毛の量は多くない場合は、剃るより抜くことをおすすめします。毛抜きで抜く場合は、保冷剤などで冷やすといいでしょう。冷やすことで痛みが緩和され、抜いた後の炎症を抑えられます。ただし、毛抜きで引っ張って抜けなかった毛が途中で切れて皮膚に埋まってしまう、いわゆる“もぐり毛”にしないよう気をつけて!毛は皮膚に対して斜めに生えているので、毛の流れに反して引っ張ると切れやすくなります。毛の流れに沿って引っ張って下さい。
顔や口元のムダ毛には電動シェーバーがおすすめ
顔や口元は、眉毛などに使う顔剃り用の電動シェーバーがおすすめです。電動シェーバーは刃が直接皮膚に触れない設計になっているので、肌への負担が少ないやさしいケアと言えます。
剃るときは皮膚を温めて柔らかくした状態で、力を入れず、逆反りしないように毛の流れに沿って肌に当てて使います。個人的には、たまには理容室に行って顔剃りしてもらうのもおすすめ。結婚式のメイクなどで体験したことがある人も多いのではないでしょうか。顔のトーンが明るくなりますし、何より気持ちがいいので、エステ感覚でリラックスできます。
手足の毛のケアには除毛クリームで
手足のような面積の広い部位には、除毛クリームがおすすめです。除毛クリームは毛を溶かすので、次に生えてくる毛の毛先がひょろひょろと細く、剃った時のように断面が目立ったり、ちくちくすることがありません。
塗って流すだけで一気に広範囲の処理ができるので、時間と手間がかかりません。ですが、肌トラブルを防ぐために事前にパッチテストは必須。また、毛と一緒に皮膚の角層が少し溶けてしまうので、クリームで脱毛した後はしっかり洗い流して保湿することも忘れないでください。
カミソリで剃ると皮膚が黒ずむ!?
毛の処理でやめてほしいのが、T字などのカミソリ(刃)で剃ること。毛がスパッと斜めに切れるため、伸びた時に断面が目立ち、触り心地もチクチクします。また、毛と一緒に角質が削られてしまうので肌もボロボロに。出血と炎症を起こして色素沈着する可能性もあるなど、肌にいいことはありません。どうしても剃りたい場合は、顔剃り用の電動シェーバーを使うとよいでしょう。
また、男性の髭剃りのようにカミソリのあてすぎによる皮膚への刺激も、実は肌の黒ずみのもとになります。刺激から体を保護するために、皮膚のメラニン色素を排出する働きが活発化し、結果としてメラニンが増え、黒ずみやシミ、くすみが生じてしまうのです。カミソリで剃るだけでなく、また、ナイロンタオルでゴシゴシこするなどの刺激も、骨周りの皮膚が黒ずむ原因に。
また、物理的な刺激だけでなく皮膚が乾燥すると代謝も悪くなって垢が剥がれにくくなり、肌がくすんでしまいます。
肌の黒ずみ対策としては、保湿して代謝をUPさせて垢を剥がれやすくすしたり、ピーリングで角質を時々オフするのが効果的です。ナイロンタオルは力を入れずに滑らすか、骨ばったところは使用を控えましょう。カミソリを使って脱毛している部位が黒ずんでいるようなら、カミソリを使用しないお手入れに変え、皮膚を刺激しないようにしてください。
次回は、足の角質ケアについてお話しします。
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