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- 発見と驚きのひな人形展
長野県下伊那郡・阿智村で、今年(2023年)も『ひな祭り』が始まっていました。武田信玄終焉の地でもあり、【県歌・信濃の国】で「尋ねまほしき園原や」と歌われる、長い歴史のある村です。昼神温泉や、満蒙開拓平和記念館があります。
<中馬ぬくもり街道ひな祭>
中馬街道にちなみ開催されています。根羽村や平谷村など各所で見られますが、今回は阿智村の中心地・駒場の3か所を訪ねました。
明治40年(1907)頃の内裏雛は、近代の段飾りや、村に残る古地図(パネルにしてある)写真などと展示してありました。品の良い顔立ちです。
昔の銭湯で
ここは、昭和45年(1970)まで営業していたという銭湯です。昭和の時代の物が置いてあります。
女湯での展示で、面白く思ったのは当時のポスターです。
男湯では、男性向けのポスターがありました。
湯船と思われるのは、とっても小さく不思議な感じがします。どうやって入浴するのかと考えました。
そのうちに、気が付いたのは、「洗い場」と思われるスペースに蛇口がないことです。という事は、くみ上げた湯で洗ったのでしょう。
小さい方は上がり湯でしょうか? でも湯の部分は、女湯の方とつながっています。
赤ん坊を抱いた老練な大臣と戦う女?
銭湯の近くの旧料理屋さんには、大正15年(1926)の、お雛様などの展示がありました。
今まで見たこともない人形で驚きました。
まず、目に留まったのは馬に乗った武士。馬は首をかしげ、動きがあります。
内裏雛は風格がありますが、それよりも気になったのは、戦う気満々の美しい女武士、それも3人。
戦う女武士1は弓を持ち刀を携え、戦う女武士2は武器はもちろん、白い覆面をしています。なぜ?
そして、もう1人の戦う女武士3は、薙刀(なぎなた)のような物を持って、刀を携えています。
その美しい事! とっても魅力的な風貌です。
その前面には、凛々しい歌舞伎役者のような若武者もいました。張り切っている様子です。こちらは、大正6年(1917)の表示があります。綺麗に保存されています。
今までの、お雛様のイメージとはまるで違います。時代背景を反映しているのでしょうか?
次は、老練な大臣かな? 白髪が素敵です。ここで驚いたのは、左手に赤ん坊を抱いていることです。
この子の両親は誰? なんで抱いているの? と想像しながら、赤ん坊の顔を見た途端、私はふきだしてしまいました。とぼけたような表情です。
美しい戦う女武士や白髪の大臣とは、雰囲気が異なります。
それぞれ、個性があって楽しかったです。展示をする側と、観る人との信頼関係で成り立っている催しでした。ありがとうございました。
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