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- 真冬の花が真夏に咲きました
初冬に咲くはずの花たちが、なぜか立て続けにこの夏開花しました。季節外れのかわいい花たちに、ほんの少しほっこりした体験記です。
小さな白い花
金のなる木は風水などでもよく紹介される観葉植物ですが、花が咲く年と咲かない年があることをご存知ですか。花が咲くか咲かないかは、実は8月頃の水やりが影響していると、ご近所にあるお花屋さんのおじいさまに聞いたことがあります。
お花屋さんに聞いた通り、我が家では毎年8月になると、徐々に水やりを減らし少し枯渇させ、毎年10月下旬頃にはピンク色のきれいな花を咲かせていました。
ところが2022年6月半ば、小さな白い花を2輪咲かせ、2週間ほど咲き続けました。小さな苗ポットから育て続けて数年、季節外れの開花は初めての出来事です。
かわいい赤い花
金のなる木の花が落ちる頃に、今度は庭先のガーデンシクラメンに異変が。この真冬に咲くはずの花にも、蕾を発見したのです。
2021年12月に、庭先に色が欲しいと3株植えたのが、このガーデンシクラメン。
「上手に夏越しをすれば、毎年花を楽しめる」とお花屋さんの教え。夏越しのコツは、水やりを避けることらしく、戸惑いながらも5月頃から枯れ始めた葉を気にする日々を過ごしました。6月に一つの株に葉が育ち、末頃には濃いピンク色の花が1輪咲き、7月に入ると小さな蕾が次々生まれました。
そして、夏枯れした残りの株にも緑の葉が出ると、こちらも蕾がつきはじめ、今では三つの株に膨らんだ蕾が育っています。
花がくれたもの
私は、この金のなる木とガーデンシクラメン真夏の開花があまりにも珍しいと、早速SNSにアップしました。友人の一人から「サマージャンボを買った方がいいよ」とDM、「何か良いことのお告げ」と見に来てはしゃぐ友人もいました。
ご無沙汰だった友人たちから続々と連絡が来て、「久しぶりに旅行しようか」と話が弾み8月に大人3人旅をすることになりました。
こうして季節外れの花の開花は、久しぶりに多くの友人との交流を生み、近況報告や再会の約束へと展開していきました。
コロナ禍を静かに過ごし、何となく人と会うことを遠ざけていた私にとって、花が引き寄せてくれたつながりが、何よりのラッキーとなったという体験です。
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晴間千妣絽
はるまちひろ。老舗旅館を閉館して2023年より電子小説「大人だって友だちが欲しい」を配信中。女性の人生の悲喜交々を小説に綴り暮らしています。ハルトモ倶楽部を通して、日常のあれこれを楽しくほっこりとお伝えできればいいなと思っています。ブログ『普通の主婦のこだわり日記』『私の見ている世界』
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