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- 夢にまで見た陶芸作品の展示が現実に
陶芸を始めて3年。まだ駆け出しと言っていいほど、わからないことばかり、できないことばかり。そんな私が、ベテランの皆さんと共に作品展へ出展しました。
竹内先生との出会い
陶芸を始めて以来、一人また一人と素敵な出会いを重ね、その連鎖が劇的なものになりました。埼玉県八潮市にある陶房「竹窯」、そこは親子ほど年の離れた竹内先生の教室です。
「あなた、竹内先生に会わせたいわ」
「竹内先生のところへ行ってごらんなさい、あなたにきっと必要よ」
陶芸を通して出会ういろいろな方から幾度となく聞いた名前。どんな方だろうと想像が膨らみ、2023年秋、市内で2日間だけ開催された陶芸体験教室でついに運命的な出会いを果たしました。
上手いこと乗せられその気に
2023年12月から正式に竹内先生の教室『竹窯』の生徒となったころ、ベテラン生徒さんたちは作品展に向けて作陶に励んでいます。竹窯には、80代、70代、60代の器用で元気でセンスの良い女性がたくさんいらっしゃって、それは私にとって大きな刺激です。
あれから4か月が経過、作品展の案内ハガキに私の名前も入っていることを知りました。
「出してみない? ほら、向こうのサークルで作っているものでもいいわよ。販売をしたっていいのよ。自信持って。あなた優秀でセンスあるんだから」
80を越える先生は、乗せるのがとにかく上手。ほめられてがんばる私にぴったりの方でした。
作品展出展を経験して
家族や陶芸仲間以外の方、しかも見ず知らずの不特定多数の皆さんに目の前で自分の作品を見られるという初めての体験。私の作品とは知らずに手に取る人、お金を出して買ってくれる人、どんなふうに評価されるかと考えると終止ドキドキ。
買ってくれたら、ほめられたら、なんとも言えない高揚感に包まれます。
何かを創り出して、それが誰かの生活を少しだけ豊かに変えるとしたら、「魅せる陶芸」は最高の生きがいになるでしょう。
竹窯の皆さんがイキイキと暮らし、器用と元気とセンスの源はたぶんこれだと確信しました。
■もっと知りたい■
晴間千妣絽
はるまちひろ。老舗旅館を閉館して2023年より電子小説「大人だって友だちが欲しい」を配信中。女性の人生の悲喜交々を小説に綴り暮らしています。ハルトモ倶楽部を通して、日常のあれこれを楽しくほっこりとお伝えできればいいなと思っています。ブログ『普通の主婦のこだわり日記』『私の見ている世界』
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