放っておくと身体の不調やさらなる悪化を招くことも?

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公開日:2024.03.11

「足の爪が曲がっている気がする」「爪が食い込んで痛い」そのお悩み、「巻き爪」かも!「大して痛くないから大丈夫」と放っておくと症状が悪化する恐れも。そこで、巻き爪の原因や治療法などをひかり在宅クリニックの皮膚科医今井亜希子さんに伺いました。

教えてくれた人:今井 亜希子(いまい・あきこ)さん

医療法人光樹会ひかり在宅クリニックの皮膚科医師であり、医学博士。一般社団法人足育研究会の理事を務める。訪問診療のほか、神奈川県内の総合病院での足・靴の専門外来を担当。

漫画で見る! 巻き爪は病院へ相談しよう

あなたは大丈夫? 身近に潜む巻き爪の原因

時に強い痛みを生じさせることがある「巻き爪」。その原因について皮膚科医の今井亜希子さんはこう解説します。

「巻き爪は、歩く機会が少なかったり、足裏の重心バランスが悪かったりする方に多く見られます。つまり、足の筋力が弱ったり、足裏のアーチが崩れたりするとなりやすい症状なのです。また、足に合わない靴を履く習慣や外反母趾などの足の変形も爪が変形する原因になります」

加えて、自己流の対策や痛みを我慢する生活が続くことで、さらに症状を複雑にすることもあると今井さんは言います。

「自分で治そうと爪を短く切ってしまう方もいますが、かえって治療がしにくくなることもあります。さらに、足の痛みを長期間放置していると、筋力やバランスなどの身体のはたらきに影響して、転倒しやすくなることも知られています」

爪の変形や痛みが気になる方は、放っておかず医療機関を受診することが大切です、と続ける今井さん。爪の変形には爪水虫などほかの爪疾患が関与する場合もあるため、まずは正しい診断を受けることが大切だそう。

気になったら早めに受診した方がよいという巻き爪。では、具体的にどのような治療があるのでしょうか。

巻き爪治療の主流となる『矯正治療』

巻き爪治療の主流となる『矯正治療』

「巻き爪の治療には矯正具などを使って爪を元の形に近づける『矯正治療』が主流であり、爪の巻き方や長さ、生活スタイルに合わせて適した方法を選びます」と今井さん。

矯正具を装着する方法

矯正具を装着する方法
形状記憶合金で作られた器具を爪に装着し、徐々に爪の形を矯正する方法。爪へのダメージが少なく、比較的短期で矯正可能。

超弾性ワイヤーを留置する方法

超弾性ワイヤーを留置する方法
爪の先端に穴をあけてワイヤーを通し、巻き爪を矯正する方法。さまざまな形の爪に対応できるが、細かな調整が必要。

プレートを接着する方法

プレートを接着する方法
爪の表面に接着するため付ける位置を選ばず、根元から巻くタイプにも使える。目立ちにくいが、矯正力は弱め。

「どの方法も処置による痛みはほとんどなく、足指の痛みも取れるため、『早く治療すればよかった』と言われることもよくあります」(今井さん)。さらに最近では矯正治療をサポートする塗り薬も登場しています。

外用薬を併用する方法
一時的に爪をやわらかくする専用の薬剤を矯正治療に追加して使い、治療期間を短縮する方法です。治った後も再発しにくくなります。器具によっては併用できない場合もあります。
※医療機関で使われる巻き爪矯正を補助する医薬品

巻き爪治療のよくある誤解

巻き爪は「放っておけば治る」と思っていたり、「治療には痛みを伴う」というイメージを持っていたりする方も多いのではないでしょうか。「そうした巻き爪に関する思い込みには誤解も多いです」と、今井さんは言います。

誤解1:治療は強い痛みがある
基本的に矯正治療による痛みはほぼありません。麻酔も必要ないため、気軽に治療を受けられます。

誤解2:放っておけば治る
巻き爪は自然治癒することはほとんどなく、炎症や化膿(かのう)を起こし、痛みが強くなる場合もあります。巻き爪に気付いたら、早めの受診をおすすめします。

誤解3:軽度の巻き爪で受診するのは気が引ける
症状が軽いうちに受診した方が、短い期間で治療できます。もちろん悪化してしまった場合も、ためらわず受診してください。


「以前は巻き爪で悩まれていた患者さんでも、今は外出や旅行を思い切り楽しめるようになった方も大勢います。症状に気付いたら早めに受診することで早く悩みから解放されますよ」(今井さん)。

巻き爪の相談ができる医療機関はここからチェック!

巻き爪の相談ができる医療機関はここからチェック!

どこに相談したらいいかわからないという方のために、ご自宅近くで巻き爪の相談ができる医療機関を検索できるサイトがあります。巻き爪は、悪化する前に早めに受診することが大切です。この機会に受診を検討してみてはいかがでしょうか。

巻き爪の相談ができる全国の医療機関はこちら

■提供/マルホ株式会社

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ハルメク365編集部

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