おもてなしは、もう大変じゃない!

『料理が苦痛だ』著者が提案!簡単お正月レシピ

公開日:2019.12.25

更新日:2020.12.29

鎌倉で料理教室を主宰し、2018年に著書『料理が苦痛だ』で多くの主婦を「苦痛から解放して」話題をさらった本多理恵子さん。近著『おもてなしが疲れる』から「無理しない、楽しい、おいしい、褒められる」5つのお正月メニューを教わります!

「岩のりマヨネーズディップとゆで野菜」ですよ!

岩のりマヨネーズディップとゆで野菜
あの佃煮が、おしゃれなディップに!

お正月のおもてなしメニューは、疲れた胃腸を労わる、脂っぽくないお料理を選んでいます。どれも、買い出しや仕込みの手間を省いて、市販品や余り物を活用できるレシピです。

このディップは、冷蔵庫に余りがちな「のりの佃煮」の瓶詰をマヨネーズと合わせましたが、他にもオイスターソースや柚子コショウ、イカの塩辛などもマヨネーズと合わせればディップに変身します。

材料
・マヨネーズ  …大さじ2
・岩のりの佃煮(瓶詰)…大さじ2

作り方
すべての材料を混ぜる。

甘すっぱい「豆サラダ」おつまみにも

甘すっぱい「豆サラダ」
おせちの残りの黒豆で作ってもOK

これは市販の「金時豆の煮もの」を使うので簡単です。酢を利かせたタレに付け込めば、豆の甘さとタレの酸味がちょうどいいバランスになります。玉ネギやピーマンの食感もアクセントになり、お酒のおつまみにもちょっと変わった一品になります。おせちの黒豆で同様に作っても大丈夫です。

材料
・金時豆の煮物(市販の甘いもの)…1パック(約120g)
・玉ネギ…1/2個
・ピーマン…1個
・酢…大さじ4
・オリーブオイル…大さじ2
・砂糖…小さじ1
・塩コショウ…適量 

作り方
1.金時豆は軽く洗って水分を切っておく。
2.タッパーに粗みじん切りの玉ネギ、金時豆、調味料を入れて半日ほど味をなじませる。
3.食べる直前に粗みじん切りのピーマンを加える。

正月の疲れた胃にやさしい「豚しゃぶサラダ」

万能タレをかけると、どんどん箸が進みます
万能タレをかけると、どんどん箸が進みます

ただの野菜にポン酢をかけただけだと寂し過ぎますが、野菜の上に肉がのっていればおかずになります。合わせる野菜は水菜やレタスなら手でちぎってしまいましょう。また、モヤシと細切りニンジンを軽くゆでても合います。お肉の上には大葉やミョウガなど香味野菜をたっぷりのせてどうぞ!

また、素麺や中華麺と合わせてもさっぱりといただけるので、どちらもおせちやお餅に飽きたときにうれしいお料理です。

材料
・しゃぶしゃぶ用豚肉…200g
・キュウリ…1本
・ナス…2本 

<万能タレ>以下の材料を混ぜる
・生姜(みじん切り)…大さじ1
・ニンニク(みじん切り)…大さじ1
・長ネギ(みじん切り)…大さじ1
・ポン酢醤油…大さじ3
・ゴマ油…大さじ1
・砂糖…小さじ1
・豆板醬…小さじ1(お好みで)

作り方
1.鍋に湯を沸かし、沸騰直前で肉を入れて火を通す。取り出して常温で冷ます。
2.ナスは1個ずつラップで包んでレンジ500Wで1分加熱(2個同時加熱なら1分30秒〜2分)。
3.キュウリと加熱したナスを細長く切って皿に並べ、その上に豚しゃぶ肉をのせる。
4.お好みで香味野菜をのせ、食べるときに万能タレをかける。 

華やかな「サーモンケーキ寿司」に歓声が上がる!

切り分けて食べるときのワクワク♪
切り分けて食べるときのワクワク♪

酢飯のハードルが高ければ、市販の「ガリ」を刻んで汁ごと温かいご飯に混ぜれば酢飯になります。もちろん市販の「すし酢の素」を使っても。

ケーキやタッパーなど大きめの型にラップを敷いて順番に重ねるだけで完了。大きなお皿に逆さまにして出せば、ちょっとしたお祝いの席にも喜ばれます。切り分けて食べるのもまた、楽しい一品です。

ケーキ型だけでなく、小さなグラスに一人ずつ盛り付ければ特別感が出ます。イクラやシラス、ボイルしたエビなど海鮮を追加すれば、いっそう豪華になります。

材料
・ごはん…2合
・酢…30cc
・砂糖…大さじ1/2
・塩…小さじ1/2
・スモークサーモン…適量(80g程度)
・大葉…5枚
・ツナ缶…1缶
・玉ネギ…1/4個
・マヨネーズ…小さじ2

<型の大きさの目安>
 直径18cm程度のケーキ型、15cm四方のタッパーなど、高さ3cm程度ある容器がおススメ。必ずラップを敷いて使ってください。

作り方
1.耐熱容器に酢・砂糖・塩を入れてレンジで30秒ほど加熱し、砂糖と塩を溶かす。それを温かいごはんに混ぜ込み酢飯を作る。
2.ツナに玉ネギみじん切りとマヨネーズを合わせておく。
3.ラップを敷いた型にスモークサーモンを敷き詰め、酢飯→ツナマヨ→大葉→酢飯を順番に入れてしっかり押さえる。

お口直しに最高!「いちごシャーベット」

甘くてサクサクのデザートです
甘くてサクサクのデザートです

寒い時期でもワイワイ盛り上がった後は、ちょっと冷たいデザートでクールダウンしたいものです。

イチゴは小さくても不ぞろいでもいいのです。砂糖と一緒に煮ておいて、それをつぶして牛乳と混ぜて冷やし固めるだけで、かわいらしいシャーベットの出来上がり。弱火でふたをして煮れば、水を入れなくても焦げません。

材料
・イチゴ…1パック
・砂糖…120g
・牛乳…適量
 
作り方
1.厚手の鍋に、ヘタをとったイチゴと砂糖を入れ、ふたをして中弱火で15分加熱(好みの濃さのシロップになるまで)。
2.牛乳を入れたら冷凍庫で冷やし固める。煮上ったいちごはトッピングに。
 

レシピ・料理=本多理恵子 撮影=野川かさね


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教えてくれたのは、この人

本多理恵子(ほんだ・りえこ)さん

本多理恵子(ほんだ・りえこ)さん

鎌倉のカフェ「Café Rietta」オーナー。資格・経験ゼロ、しかも「実は料理が嫌い」でありながら自宅カフェを開業、並行して、見てるだけ、手ぶらで参加できる料理教室「お気軽料理サロン」を主催し、現在まで参加者12000人を超える大人気サロンとなる。2018年に発表した『料理が苦痛だ』が大きな反響を呼び、第6回料理レシピ本大賞in Japan料理部門でエッセイ賞を受賞。

おもてなし料理をもっと知りたい人はこちら

おもてなしが疲れる

「なぜか疲れる」おもてなしの料理のコツとマインドを紹介する痛快エッセイ。失敗知らずの63品レシピ掲載。手土産や持ち寄りパーティの極意も必読です!

ハルメク365編集部

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