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2021年02月06日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
2020年は東京オリンピックに合わせて祝日が移動したことを覚えていますか? 当初、7月23日に行われるはずだった東京オリンピックの開会式に合わせて、いくつかの祝日を開会式と閉会式の前後に移動させることで、「オリンピックの期間をできるだけ休みにしよう!」と国が動いたんですよね。
では延期されたオリンピックが行われる予定の2021年、祝日はどうなるんでしょう? 気になったので、うちのカレンダーをめくってみましたが、祝日の移動のない普通の暦になっています。ということは、オリンピック期間中に祝日はないってことかしら? 気になるので調べてみました。
首相官邸ホームページを確認したところ、なんと今年も祝日の移動があることが判明しました! 2020年同様、2021年も東京オリンピックに合わせて3つの祝日が移動になります。
一つ目は7月第3月曜日の「海の日」(2021年7月19日)。これはオリンピック開会式前日の7月22日(木)に移動になって、19日は平日、22日は祝日となります。
二つ目は10月第2月曜の「スポーツの日」(2021年10月11日)。開会式当日の7月23日(金)に移動になって、10月11日は平日、7月23日は祝日となります。これによって、オリンピック開会式を挟んで、7月22日(木)から25日(日)まで、4連休となります。
また、2021年8月11日の「山の日」は閉会式当日の8月8日(日)に変更されて、11日は平日扱いになります。ただし日曜が祝日となるため、翌9日(月)が振替休日に。それによって8月7(土)~9日(月)が3連休となります。
前述の通り、もともとの「海の日」、「スポーツの日」、「山の日」は、平日になります! カレンダーは休みの表示になっているので、これはうっかりすると間違えてしまいそうなので要注意ね。
どうしてカレンダーに祝日の変更が反映されていないかというと、祝日の移動は「特別措置法改正案」によって決まるのですが、その審議自体が2020年の年末に行われたからなんだとか。
特措法は東京オリンピック・パラリンピックを円滑に運営することを目的に、アスリートや観客がスムーズに移動できるよう取り決めをした法律。開会式と閉会式前後に祝日を移動させることで、東京中心部の混雑を軽減しようという狙いがあるのね。
昨年はコロナ騒ぎで国会が大荒れ。ようやく特措法について審議が行われたのが10月の臨時国会で、成立は11月27日、交付は12月とギリギリだったんですって。そのためカレンダーや手帳の印刷が間に合わず、祝日が移動しないままになっているそうです。
2年連続で祝日が変わるなんて、珍しいことですよね。オリンピックイヤーだけの特別措置で、2022年には通常のカレンダーに戻るそうです。
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参照:首相官邸
イラスト:飛田冬子