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2021年01月29日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
よくお年寄りが食べ物を喉に詰まらせたというニュースを耳にします。このようなトラブルは、「オーラルフレイル」という状態が原因とも聞きました。オーラルフレイルとは、どのようなものなのでしょうか? 調べてみたいと思います!
オーラルは「口」、フレイルは「虚弱」を意味します。加齢による口の衰えが原因で起こるといわれるのが、オーラルフレイルです。オーラルフレイルになると、硬いものが噛みにくい、滑舌が悪くなる、口の中が乾くなどの症状が出るようになります。これらは、加齢が原因ですが、進行すると日常生活に支障をきたすこともあるので、予防したり、進行を遅らせたりすることが大切だそうです。
例えば、噛む力の衰えから柔らかいものを好んで食べていると、口の筋力が徐々に低下します。それが、食欲の低下や栄養不足、さらには全身の機能低下へと進み、要介護状態へとつながることもあると考えられています。
また、食べ物を飲み込む「嚥下力(えんげりょく)」が落ちるため、餅などをうまく飲み込めずに窒息事故を起こしてしまうリスクが高まるといわれています。
オーラルフレイルをチェックできる簡単なテストがあります。
「はい」または「いいえ」で答え、合計点でチェックします。
【合計点】
0~2点 オーラルフレイルの危険性は低い
3点 オーラルフレイルの危険性あり
4点以上 オーラルフレイルの危険性が高い
※出典:東京大学高齢社会総合研究機構 田中友規、飯島勝矢
さらに簡単な体操やマッサージで、オーラルフレイルを予防したり症状が進むのを抑えることができます。
ブクブクうがい、ガラガラうがい、パタカラ体操をしっかりやることにより、唇、頬、喉を鍛えることができます。
口に水を含み、頬をふくらませ、10秒くらいブクブクとうがいをして、水を吐き出す。
口に水を含み、上を向き、目安として10秒くらいガラガラとうがいをして、水を吐き出す。
唾液が少なくなった、口の中が乾くと感じたときは、下記の部分をマッサージして唾液の分泌を促すようにするといいようです。
オーラルフレイルについて、いろいろなことがわかりました。ワタシも今から意識して予防していこうと思います。
【監修】
平野 浩彦先生
東京都健康長寿医療センター 歯科口腔外科部長・研究所研究部長
医学博士 歯科医師
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参照:「窒息事故」を防ぐために「いますぐできる」お口の対策とは.
イラスト:飛田冬子