こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
神社仏閣にお参りしたとき、みなさんはいくらお賽銭を入れていますか? ワタシは、いつも「ご縁」があるように5円か、「十分ご縁」があるように15円をお供えしています。
でもこれって合っているのでしょうか? 気になったので調べてみました。
お賽銭とは、願い事が成就した際に、お礼として神仏に捧げるお金のことです。お賽銭の「賽」という字には、「神仏へのお礼参り」、神仏から受けた恩恵として、お金や物でお礼をするという意味があります。
古くは、お米や布などお礼の供物を納めていましたが、それが貨幣の普及により、貨幣もお供えされるようになりました。
お賽銭をお供えすることで、けがれをはらい清めるという意味もあります。これは、お金は欲が絡んだものであり、けがれがあるという考えが元になっています。
つまり、お賽銭は、けがれをお金にくっつけて清めるためのものなので、金額の多い少ないは、関係ないようです。
ただし、お賽銭の金額によっては、ご祈祷をあげてもらうことができるので、自分の希望に合った金額を納めるとよいでしょう。
出雲大社の公式ホームページに面白い記述がありました。
「お賽銭を5円にすると『ご縁がある』とか、『二重にご縁があるように』と25円、『始終ご縁があるように』と45円、『これ以上の硬貨(こうか=効果)はない』と500円などと、ガイドの方がおもしろおかしく話を作って案内されるのを聞くことがあります。 これは、まったく根拠のないおもしろおかしくしようとの“ためにする”語呂合わせに過ぎません」。
やっぱりただの語呂合わせだったんですね。これからは、金額でなく、気持ちを込めることを一番に、お賽銭を捧げようと思います。
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参照:出雲大社
イラスト:飛田冬子
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