素朴な疑問ウイスキーとバーボン、ブランデーは何が違うの?

公開日:2020/11/05 更新日:2021/09/25

 

ウイスキーとバーボン、ブランデーは何が違うの?
ウイスキーとバーボン、ブランデーは何が違うの?

 

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

ワタシは、自宅でハイボールを飲むことが多いので、ウイスキーを買い置きしています。そういえば、ウイスキーと、バーボン、ブランデーって、似たような感じだけど、何が違うのかしら? それぞれの違いについて、調べてみたくなりました。

 

ウイスキーとは


ウイスキーは、大麦やライ麦、トウモロコシなどの穀物を原料として、糖化、発酵の後に蒸留(※)を行い、木製の樽(たる)で貯蔵熟成させて出来るお酒です。木製のたるで長期熟成をすることで深い琥珀色になり、まろやかな香りと深いコクのあるウイスキーになります。

 

ウイスキーの原料や製法、熟成年数の基準などは、造られる国ごとに決められています。

 

ウイスキーには、「世界5大ウイスキー」というものがあります。スコッチ(スコットランド)、アイリッシュ(アイルランド)、アメリカン(アメリカ)、カナディアン(カナダ)、ジャパニーズ(日本)です。

 

日本のウイスキーも、世界的に評価されているのですね。

 

※蒸留=液体を熱して気体にしたものを、冷やして再び液体に戻す製造法。蒸留することにより、純度の高い酒を製造できる。

 

バーボンとは


バーボンは、主にアメリカのケンタッキー州を中心に製造される、トウモロコシやライ麦、大麦、小麦などを原料としたウイスキーの種です。「アーリータイムズ」や「ワイルドターキー」などの銘柄が有名ですね。

 

バーボンとして認められるためには、原材料にアメリカで取れたトウモロコシだけを使用していること、主原料である穀物の51%以上がトウモロコシであることなど、さまざまな条件をクリアする必要があります。

 

バーボンは、連続式蒸留機で80度以下で蒸留された後、内側を焦がしたホワイトオーク(ブナ科の木)のたるに詰められます。その後、バーボンの熟成期間には規定がありませんが、4~6年ほど熟成させることが一般的。2年以上熟成させれば、「ストレートバーボン」と名乗ることができます。

 

ブランデーとは


ブランデーは、本来は主にブドウを原料とした果実酒から作る蒸留酒のことです。ウイスキーの一種ではありません。ブランデーの原料となるブドウは、酸味の強い「ユニブラン」という種類が使われています。この品種を使うことで、菌の繁殖を抑えることができる他、香りのいいブランデーができるのだそう。

 

ブランデーは木のたるに詰めて数年、長いものでは何十年も長期間熟成させますが、ブランデーのランクは、この熟成期間の長さによって決められているんですよ。

 

最近では、ブドウを主原料としたブランデーの他に、果実を主原料とした蒸留酒をブランデーと呼ぶことも多くなっています。リンゴから造る「カルヴァドス」、サクランボやプラム、ヨウナシ、ベリー類などから造る「フルーツブランデー」なども登場しています。

 

ウイスキーやブランデーといえば、美しい琥珀(こはく)色が特徴的ですが、実は、蒸留酒のほとんどは、元は無色透明です(そうなの!?)。蒸留した状態の透明なお酒を、焦がした木のたるに詰めて長期間熟成させている間に木の色が移り、きれいな琥珀色に生まれ変わるのだそうです。

 

なるほど、あの琥珀色は、木のたるの色がお酒に移ったものだったのですね。初めて知りました。世界の5大ウイスキーやブランデー、どんな風味なのか興味が出てきました!
 

 

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参照:サントリーホールディングス株式会社

   HIDEOUT CLUB MAGAZINE

   LiquorPage

   違い.com

   アサヒビール株式会社

 

ブランデーで作るハイボールは、フレンチハイボールっていうらしい!
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イラスト:飛田冬子

 


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