素朴な疑問エビをおいしく食べるための下処理の仕方とは

公開日:2020/12/26

 

エビをおいしく食べるための下処理の仕方とは
エビをおいしく食べるための下処理の仕方とは

 

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

エビの背ワタを取っていたら、途中でちぎれてしまいました! いつも思うのですが、これってちょっとしたストレスですよね。それから、調理しても臭みがわずかに残ってしまうときがあって、それも気になっています。

 

これからもエビをおいしく食べたいので、エビの下処理の方法について調べてみようと思います!

 

エビの背ワタを取る方法

背ワタとは

黒い筋のような形状をしたエビの背ワタ。何となく見た目が悪いかなと思って取っているのですが、これって何なのでしょう? 背ワタの正体はエビの腸管。エビが食べたプランクトンや虫などを消化したものが残っているので、臭みの原因になります。ときどき砂が含まれていることもあるそう。食べても害はないらしいですが、取り除いた方がよさそうです。

 

背ワタの取り方

殻をむいて調理する場合

  1. エビの殻をむき、背の真ん中辺りに縦に包丁で切り込みを入れる。
  2. 包丁の先で背ワタを引き出す。

 

殻付きのまま調理する場合

  1. エビの背を丸めるようにして手に持ち、頭から数えて2節目と3節目の間に竹串を真っすぐに刺す。
  2. 刺した竹串に背ワタを引っ掛けて、ゆっくり引き上げるようにして出す。

 

エビの汚れや臭みを取る方法

調理した後でも気になることがある、エビのちょっとした臭み。塩と片栗粉を使うことで消すことができます。塩でエビの臭みと汚れを浮き上がらせ、片栗粉でその汚れを吸い取ります。

 

エビの汚れや臭みの取り方

  1. 殻をむき、背ワタを取ったエビをボウルに入れ、10尾程度につき塩小さじ1を加える。粘り気が出るまでもみ込む。
  2. 1に片栗粉大さじ1、水大さじ2を加えて、さらにもみ込む。
  3. 汚れが浮いてきたらざるに空け、流水できれいに洗い流す。
  4. キッチンペーパーで水気をしっかりと取る。

 

ちょっとしたひと手間で、エビの臭みを消すことができるのですね! これからは、しっかりと下処理をして、おいしくいただこうと思います。

 

エビの栄養 

せっかくだから、エビの栄養も調べてみました。身には、たんぱく質、ビタミンE、タウリンなどの栄養が豊富に含まれています。

 

筋肉や血液をつくるたんぱく質は、エビ100gにつき21gほど含まれていますが、この量は鶏むね肉と同じ程度なのだそうです。厚生労働省が推奨している1日のたんぱく質摂取量は、成人男性で60g、成人女性で50gなので、エビは高たんぱくな食材といえます。

 

若返りのビタミンと呼ばれることもあるビタミンEは、血行の促進やホルモンバランスの調整、血圧を下げる効果があるといわれています。

 

栄養ドリンク剤のコマーシャルなどで耳にすることも多いタウリンは、魚介類や甲殻類にたくさん含まれているアミノ酸の一つです。血中コレステロールを減らす効果が期待でき、疲労回復、動脈硬化、高血圧の予防にいいといわれています。

 

他には、以下のような栄養素が含まれています。

  • グリシン
    血圧の上昇を抑えたり、コレステロール値を下げたりする効果がある。
     
  • アルギニン
    成長ホルモンの分泌を促進し、筋肉組織を強くします。また、免疫力を高め、さらにアンモニアを解毒する効果があるといわれています。
     
  • アスタキサンチン
    エビやカニなどに蓄積されている赤い色素「カロチノイド」の一種で、高い抗酸化力があり、その効果はビタミンEの千倍以上とされています。
     
  • カルシウム
    骨や歯を作り、神経興奮の抑制効果や血液凝固作用の促進効果などがあります。継続的に摂取することで骨粗鬆症(こつそしょうしょう)粗しょう症の予防に。

 

糖質と脂質が少なく、100g当たり90kcal前後とカロリーが低いため、ダイエットに適した食材です。ますますエビが食べたくなりました!

 

 

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参照:料理上手への道

   暮らしのLABO博士

   お魚レシピ.com

   とれたてねっと

   ABSEA

 

塩と片栗粉で臭いと汚れが取れるなんて、初めて知ったわ!
塩と片栗粉でエビの臭いと汚れが取れるなんて、初めて知ったわ!

 

イラスト:飛田冬子

 


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