花火発祥の歴史や不思議! 種類や日本三大花火も紹介
2021.08.192020年08月08日
素朴な疑問
かき氷のシロップの味は全部同じって本当?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
先日家族でお祭りに行って、屋台のかき氷を食べたときのこと。イチゴとブルーハワイを頼んで、おいしく食べていたの。そうしたら、子どもたちが「味が一緒だ!」と騒ぎだして。確かに同じようにも感じたけれど……。え? そんなことってある? 早速調べてみました!
信じられない!かき氷のシロップは同じ味
かき氷のシロップの基本の材料は「果糖ブドウ糖液」です。果糖ブドウ糖液糖とは、でんぷんを酵素でブドウ糖に分解し、さらに、ブドウ糖の一部を酵素で果糖に変えた液状の糖です。
ブドウ糖と果糖の混合液の中で、果糖を50%以上にしたのが果糖ブドウ糖液糖です。果糖は低温の場合、砂糖よりも甘さを感じるという性質があります。
この果糖ブドウ糖液糖に、酸味料や着色料、香料などを加えると、イチゴやメロン、ブルーハワイといったシロップが出来上がります。つまり、違いは色と香りだけ! その証拠に、目をつむり、鼻をつまんでかき氷を食べると、どれも果糖ブドウ糖液の同じ味しかしないのだそう。
昭和4年頃から各種シロップを作ってきた明治屋の、「マイシロップ」(昭和4年発売)を例に取ると、イチゴ、メロン(メロンソーダ風)、ブルー(ラムネサイダー風)の果糖ブドウ糖液と酸味料は共通です。異なる材料の着色料は、イチゴが紫イモ色素と紫コーン色素、メロンが黄色4号と青色1号、ブルーは青色1号と赤色102号が使われています。また香料は、果物の皮の成分などを使っているそうです。
色と香りで脳が違う味だと錯覚する
本当は同じ味なのに、色と香りで違う味だと錯覚してしまう理由は、脳の仕組みにあるといいます。ワタシたちは、舌の表面にある「味蕾(みらい)」という部分と、色や香りの情報を組み合わせて、味を感じると考えられています。しかし、舌よりも色と香りの方が強く影響するため、脳は色と香りからイメージした味を、勝手に感じてしまうのだそう。
同じ味のシロップ、オンリーワンの風味のシロップ
とはいえ、現在すべてのシロップが同じ味とは限りません。抹茶の粉末を加えた抹茶シロップ、カラメル色素を加えたコーラシロップ、カルピスの原液を使ったカルピスシロップなどは、オンリーワンの風味です。また、着色料と香料ではなく、果汁や果実そのものを使ったフルーツ味のシロップもあるそうです(おいしそう!)。
自宅にかき氷器があれば、オリジナルのシロップを作ってみるのも楽しそうです。コーヒーに砂糖や牛乳を加えたコーヒーシロップ、カルピスシロップなど、気軽に試してみてはいかがでしょう。冷凍した果物や缶詰の果物を、砂糖と一緒にミキサーにかけたフルーツソースを手作りして、かき氷にかけるのもおいしいそうです。
そういえば、ちょうどモモの缶詰があるので、今からフルーツソースを作って、モモのかき氷を作ってみようと思います♪
※この記事は2020年8月の記事を再編集をして掲載しています。
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参照:毎日新聞
イラスト:飛田冬子
このサイトを見て気になったので、うちの家族もみんな食べ比べして見たあとに鼻を摘んで食べてみたらやはり全て同じ味がしました とても面白い疑問でした! いつも参考になっています