- ハルメク365トップ
- 素朴な疑問
- なぜ夜に爪を切ってはいけない?由来にはいろんな説が
素朴な疑問なぜ夜に爪を切ってはいけない?由来にはいろんな説が
「夜につめを切っちゃダメ。親の死に目に会えないから」なんて聞いたことないですか?
子供の頃は信じて、夜につめを切らないようにしていたんですが、いつの間にかそんなことは忘れていました。子供の頃は、親が世界のすべてだと信じて疑ってなかったので、親が死ぬということが嫌だったし、死に目に会えないなんてもっと嫌だ! と強く思っていましたから……。(もちろん今でも!)
しかし、なぜ夜につめを切ってはいけないんでしょう? 気になったので調べてみました。すると夜につめを切ってはいけないいろんな意味があったのです。
まず、戦国時代の「世詰め」説があること。世詰めは「命詰める」すなわち「短命」になるということです。この「世詰め」と「夜爪」ということを引っかけて、親よりも先に死んでしまうから(世詰め)夜につめを切ると親の死に目に会えない。ということみたい。(ヒー!思ってたのと違うー)
縁起でもないけど、できるものなら避けたい理由のひとつですね。
それから、昔の夜は油火やろうそくを灯すしか明かりがなかったうえ、つめを切るにも小刀しかなかったのでよく見えず、つめどころか指までザックリ切ってしまうことがあるため。つまり、明るいうちにつめを切っておくことを促した、という説もあります。
「つめには気が宿る」という説もあります。からだの末端であるつめや髪というのは昔から特別な意味があります。赤ちゃんでもはじめて切った産毛や、切ったつめを置いておいて成長の証として大切に取っていた風習が今も残っています。胎毛筆、流行りましたよね!
でも忙しく毎日を過ごしていると、朝も昼も時間がない。となるとゆっくり落ち着いてつめを切るなんて、夜くらいしか時間が取れません。それどころか、あわただしい朝につめを切ると、かえって危ないような気さえします。
というわけで、信じるか信じないかは自由ですが、ワタシは「古い言い伝えのひとつ」ってことであまり気にしないことにしちゃいました。
ただ、老眼がすすんで手元が見えにくくなってきているから、ワタシたちの年代こそ、つめのお手入れは明るい時間帯の方がいいのかもしれませんね。(お友だちがしてるジェルネイルなんてのも興味あるわ〜♪)
■人気記事はこちら!
イラスト:飛田冬子
- いいね 36
- びっくり 3
- 役に立つ 4
- 泣ける 3
\ この記事をみんなに伝えよう /
-
親の医療・介護費が不足?
住宅ローンや子の教育費などお金がかかる50~60代。一方で親は高齢となり、その金銭面の援助も不安。解決策を探ります。 -
プロが教える珈琲の淹れ方
家や職場で手軽に楽しめるドリップコーヒーが、ちょっとしたコツで本格的な味わいに。その極意をプロにこっそり聞きました。 -
質のいい睡眠できてる?
質のいい睡眠は健康の基本。ハルメク読者が専門家に、睡眠の質を向上させる秘訣を聞きました! -
野菜毎日摂れていますか?
毎日の食事で野菜はきちんと摂らないと、と思っているけど……という方に、上手に野菜を補うヒミツをご紹介します。 -
お出掛け後「ひざが楽に」
春はお出掛けや旅行の気分が高まります。「でもひざが痛い・こわばる」というお悩みに、筋肉をほぐすマッサージャーをご紹介。 -
巻き爪から足を守る方法
巻き爪は放っておくと身体の不調やさらなる悪化を招くことも!放置は厳禁の巻き爪の、原因や治療法などを専門家に聞きました。