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2020年04月10日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
新型コロナウイルスが世界中に広がっていて、日本も日に日に感染者が増えています。早く終息してほしいと心から願って暮らしているのは、ワタシだけじゃないわよね……。
そんなところに鳥取の友人からLINEで、「アマビエの甘酒送るからね!」と連絡がありました。アマビエ? 甘エビのことかしら。翌日届いたものを見てみると、「アマビエ」で合っていました。お礼がてら甘エビかと思ったと話すと、友人から「知らないの? 今、話題なのよ」と言われちゃいました。話題なの~? 早速調べてみました。
アマビエは、一種の妖怪でした。
江戸時代の弘化3(1846)年、肥後の国(今の熊本県)の海中から現れて、「私はアマビエというものである」と名乗り、今後数年間の豊作を予言した後、「疫病がはやったら、私の写し絵を早々に人々に見せよ」と言い残し、海中に姿を消しました。
その伝承が由来で、江戸時代にアマビエは疫病退散に御利益があると信じられて流行したのだそうです。
当時の瓦版が、京都大学附属図書館に保管されています。見た目は、足元に届くほど長い髪、鳥のようなくちばしを持った顔と、首から下にうろこが付いた魚のような体、そして三本足で立っています。
妖怪といえば、『ゲゲゲの鬼太郎』でおなじみの水木しげるさんですよね。友人が送ってくれた甘酒のラベルは、水木しげるさんが描いたアマビエでした。
2020年3月に京都大学附属図書館が「疫病の際に絵を描いて見ると良いとされるので」と、アマビエの画像をツイッターにアップしたところ、瞬く間に広がり、さまざまな人が描いてSNSにアップし始め、無料でダウンロードできる塗り絵も登場しています。
青森では、以前から販売していた妖怪のイラストが描かれたドリップコーヒーの「アマビエのだけ欲しい」などと注文が増えているそう。
2020年4月に入って、厚生労働省が感染拡大防止の啓蒙アイコンにアマビエを採用したのですって! 政府公認のキャラクターに昇進したのね~。
新型コロナウイルスに早く退散してほしい! という気持ちが、このアマビエブームになっているのね。私も早速、描いてみるわ!
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参照:千代むすび酒造株式会社
イラスト:飛田冬子