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2025.01.122020年04月03日
素朴な疑問
三色団子ってどうしてピンク、白、緑、なの?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
春の風物詩「三色団子」。今日はひな祭りだし、久しぶりに食べようかしら♪ 優しい味はもちろん、ピンク・白・緑のかわいらしい色合いが好きなのよね~。
でもどうしてこの3色なの? 色に順番はあるの? 気になったので調べてみました!
「華やかでかわいい」三色団子の由来
安土桃山時代、1598年に豊臣秀吉は京都の醍醐寺で、「醍醐の花見」というお茶会を盛大に開きました。その際、秀吉は全国の銘菓を取り寄せて、来客に振る舞ったそうです。お花見で甘いお菓子を食べるようになったきっかけをつくったのは、秀吉だといわれています。
このとき、団子好きだった秀吉が「女性たちが喜ぶように、地味な白ではなく、花見にふさわしい華やかでかわいい団子を」と望んで、三色団子が考案されたのだそうです。
この花見がきっかけで生まれた三色団子は、めでたい席や華やかな席で食べられる春の縁起物になっています。
三色団子の色の意味
ピンク、白、緑の3色の意味には、いくつかの説があります。
1つ目は「春待ち説」。ピンクは「花」、白は「雪」、緑は「新芽」。
2つ目は「ひな祭り由来説」。ピンクは桃の花、白は白酒・甘酒、緑はよもぎで、ひな祭りの菱餅の色に合わせているというもの。
3つ目は「邪気払い説」。ピンクと白が「めでたい紅白」を表し、そこに邪気払いの「よもぎの葉」の緑を加えたというもの。
4つ目は「日本の四季説」。ピンクは桜の咲く春、白は雪の降る冬、緑は新緑が生い茂る夏を表し、「秋」がないことで、「(食べ)飽きない」というダジャレの意味を込めているというもの。
それから、3色の団子を串に刺すときの慣習として、色の順番が決まっているのですって! 串の上から、ピンク、白、緑の順番です。色の順番は早春の情景を思い浮かべると覚えやすいそうです。桜の花(ピンク)が咲く頃、地面には残雪(白)。その下にはこれから芽吹く緑がある、というイメージです。
なるほど~。400年もの歴史を経るうちに、さまざまな説が生まれてきたのですね。三色団子にこんな意味が込められていたなんて、全然知らなかったわぁ~。早く誰かに説明したい!
さて、ワタシは三色団子を買いに行ってきま~す♪ お団子の色の順番も早くこの目で確かめたいのです。
※この記事は2020年4月の記事を再編集して掲載しています。
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イラスト:飛田冬子