公開日:2019/10/05

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素朴な疑問

文化勲章ってどんな賞?

文化勲章ってどんな賞?

 

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

秋になると話題になる文化勲章。2018年度は、実験音楽の作曲家一柳慧(いちやなぎとし)氏、「世阿弥(ぜあみ)」などの戯曲を作曲した山崎正和氏、陶芸家の今井政之氏などが受賞されています。

 

毎年、TVニュースや新聞を見ているのですが、他にもよく似た賞があって、文化勲章がどのような意味を持つのかいまひとつわからないんですよね。文化功労者というのもたまに聞くし。

 

そこで、文化勲章ってどんな勲章なのか調べてみました。

 

内閣府のHPによると、文化勲章は、1937(昭和12年)年に制定された比較的新しい勲章なのだそうです。当時の内閣総理大臣だった広田弘毅(ひろたこうき)氏の発案により制定されたもので、日本の文化の発展に功績を残した人に授与されます。

 

制定された当初は、数年置きに与えられていましたが、1948(昭和23)年からは、毎年11月3日の文化の日に授与されるようになったのだそう。ちなみに、受章式は、皇居でおこなわれ、天皇陛下から直接受章者に文化勲章が手渡されます。受章者数は、毎年5~10人程度のことが多いです。

 

この文化勲章、これまでにもさまざまな人が受章されています。(以下、敬称略)小説家の谷崎潤一郎や川端康成、瀬戸内寂聴、陶芸家の浜田庄司、版画家の棟方志功、日本画家の東山魁夷、現代美術家の草間彌生など。

 

映画監督の黒澤明、山田洋次、俳優では、山田五十鈴、森光子、高倉健、仲代達矢。服飾デザイナーの森英恵、指揮者の小沢征爾など、まさに日本の文化を発展させてきた人たちばかりです。(素晴らしい顔ぶれ!)

 

画家の熊谷守一、小説家の大江健三郎、俳優の杉村春子など、授与されたものの、さまざまな理由から受け取りを辞退した人もいます。

 

一方、文化勲章と同様によく耳にする文化功労者ですが、こちらは1951(昭和26)年に始まりました。文化功労者も、文化の向上に貢献した方に与えられますが、文化勲章と異なるのは、授与された方が生存している間、継続して終身年金(年額350万円)が支給されるということ。文化勲章受章者は、原則として前年度までにこの文化功労者に選ばれた人の中から決められることになっているのだそうです。

 

文化勲章と文化功労者。よく似た性質のものなのに、なぜ2つに分けられているのでしょうか? じつは日本国憲法第14条の規定で、勲章には金品などの副賞をつけることができません。そのため、文化功労者の制度を作ることで、日本の文化の発展に貢献した人に、終身年金が支給できるようにしたのだそうです。

 

ちなみに、文化勲章と文化功労者は、毎年10月下旬に同時に発表されますよ。

 

 

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参照:内閣府

   宮内庁

   jiji.com

   国立公文書館

   

ワタシは文化勲章より文化包丁の方がなじみがあるわ
ワタシは文化勲章より文化包丁の方がなじみがあるわ

 

イラスト:飛田冬子

 


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