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素朴な疑問考え事を手放し自律神経が整うマインドフルネスとは?
自治体の広報をチェックしていると、よく講演やセミナーのお知らせが入っています。気になったのが、近所のお寺で来週行われる「マインドフルネス」の体験セミナー。マインドフルネスって英語だと思うけれど、仏教と関係があるのかしら?
調べてみると、世界で初めてマインドフルネスを提唱したのは、アメリカのマサチューセッツ大学名誉教授ジョン・カバット・ジン博士でした。博士は、慢性的な痛みを和らげる「マインドフルネスストレス低減法」を医療分野に取り入れたことで知られているそうです。
ジョン・カバット・ジン博士は、禅とヨーガを追求する中で、マインドフルネスという瞑想法を見い出したので、仏教と縁が深いのですが、どのような人でも気軽に実践できるように、特定の宗教や思想を排除しているんですって。
普段のワタシ達は、常に雑念にとらわれて「心ここにあらず」という状態で、ひっきりなしに何か考え事をしているそうです。その証拠に、ついさっき見たことすら覚えていないなんて、珍しくないといいます。
そこで、目の前の「今ここ」に集中するのがマインドフルネス瞑想。今という現実だけに集中すれば、考えごとから自由になり、自律神経が整って、脳にもよい影響があるそうです。
マインドフルネス瞑想をすることによって、「コルチゾール」というストレス物質の分泌が抑制され、免疫力が強化されると考えられています。脳においては、長期記憶をつかさどる海馬や計画性をつかさどる前頭葉の活動が活発になるとされています。
また、マインドフルネスでは、「今ここ」に集中できない状況を避けるために、ヨガの呼吸法を活用するそうです。丹田呼吸法や4・7・8呼吸法、ヨガの各種呼吸法などがありますが、どの呼吸法を使うのか、明確に決まっているわけではないようです。
今では、Googleやインテルといった大企業の多くが、社員研修にマインドフルネスを取り入れています。日本でも、企業向けにマインドフルネスの研修を実施しているところがあるそうです。(コーチは現役のお坊さんも!)
また、檀家や一般の人向けにマインドフルネスを教えるお寺も増えているようです。マインドフルネスは特定の宗派にこだわったものではありませんから、禅を重視する禅宗(臨済宗、曹洞宗、黄槃宗など)のお寺だけとは限りません。
いつもより気持ちがどんよりとしがちなこの時期ですが、日常でちょっとしたイライラが募ったり、物事に集中できないという状況から抜け出せるきっかけになるのかも! ワタシも試してみたくなりました。
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参照:早稲田オンライン
イラスト:飛田冬子
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