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素朴な疑問気象情報の注意報と警報はどう違うの?
先日朝から空が暗いな、と思っていたら大雨が降ってきました。お出かけしようと思っていたのですが、やむ気配がないので中止に。天気予報をチェックすると、大雨注意報が出ていました。
そこでふと疑問が。気象情報の注意報と警報はどう違うの? 特別警報っていうのもありますね。それぞれの違いが気になったので調べてみました。
気象庁のホームページで確認してみると、注意報は「これから自然災害が発生するかもしれない」という注意喚起を意味しているのですって。自然現象が災害の可能性をはらむと、注意報が発表されるのですね。(気を引き締めるタイミング!)
注意報(16種類)
大雨、洪水、大雪、強風、風雪、波浪、高潮、雷、濃霧、乾燥、なだれ、着氷、着雪、融雪、霜、低温
基本的には、表面雨量や流域雨量の指数、風速や波の高さといった気象要素を基準に決められるそうですが、地震による地盤のゆるみ、噴火による火山灰などの影響がある場合は、新たな暫定基準が設けられることもあるようです。
注意報で想定される自然災害が「重大な自然災害」に変化すると、警報が発表されるのだそうです。被害や危険の可能性が高まり、災害の規模が大きくなるかもしれないということですね……。(懐中電灯の電池を確認するタイミング!)
警報(7種類)
大雨(土砂災害、浸水害)、洪水、大雪、暴風、暴風雪、波浪、高潮
最後に、特別警報についても調べてみました。特別警報は、1995年の阪神・淡路大震災、2011年の東日本大震災レベルの大きな災害が起きるおそれのあるときに発表されます。ちなみに、注意報と警報に含まれていた洪水は、特別警報からは含まれず、指定河川洪水予報で発表されます。
特別警報が発表されたら、避難勧告の有無にかかわらず、すみやかに安全を確保しましょう。内閣府の「避難勧告等に関するガイドライン」でも、緊急時は自らの判断で避難行動をとることが推奨されています。
特別警報(6種類)
大雨(土砂災害、浸水害)、暴風、暴風雪、波浪、高潮、大雪
警報と呼ぶが特別警報と位置づけるもの(3種類)
大津波警報、位置付け十地域の火山噴火警報、震度6弱以上の地震
特別警報は数十年に1度の災害を想定しているため、国民に最大級の警戒を呼びかけるものとして定義されています。したがって、対象になった地域は、これまで経験したことのない状況になるかもしれません。正しい情報を把握することが重要になりそうですね。
気象庁では、常にエリアごとの注意報と警報、特別警報が確認できます。現在発表されている予報がどのように変化するかは、「警報級の可能性」という項目を見れば、5日先まで予測されています。(これは便利! 覚えておかなくちゃ)
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参照:気象庁
イラスト:飛田冬子
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