素朴な疑問電子レンジの仕組みって?どうやって加熱してるの?

公開日:2023/11/25
電子レンジの仕組みって?どうやって加熱してるの?
電子レンジの仕組みって?どうやって加熱してるの?

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

毎朝のお弁当作りで、電子レンジをフル活用しているワタシ。最近は、野菜の下ごしらえだけでなく、なんと卵焼きやパラパラチャーハンまで上手に電子レンジで作っています。 (たらこを破裂させたことは秘密にしなくっちゃ)

 

今日は電子レンジでできる肉巻きにチャレンジしようかしら! なんて考えていると、ふと疑問が……。そもそも電子レンジって、どうやって食材を温めているのかしら? 温めるときの注意点も知りたいし、早速調べてみましょう!

 

電子レンジの仕組み

電子レンジの仕組み

電子レンジは、食品に2.4GHz(ギガヘルツ)のマイクロ波を照射して、水分子を振動・回転させ、その摩擦熱によって加熱します。

 

なぜ器を温めずに食品のみを加熱できるのかというと、マイクロ波は水分を含んだ物質には吸収されて発熱する性質と、水を含まない物質を透過する性質を持っているからです。

 

電子レンジはこの性質をうまく利用しているため、水分を含む食品のみを温め、水分を含まない陶器やガラスなどでできた容器は温まりません。

 

また、マイクロ波は金属に当たると反射する性質を持っていることから、電子レンジの内側は電波を反射させたり電波漏れを防いだりするために、金属でできています。

 

電子レンジで温めるときの注意点

電子レンジで温めるときの注意点

以下の食品は、電子レンジで温める際に注意が必要です。

 

【水分量が少ない根菜類や乾物】

 

発火する恐れがあるため、十分注意が必要。

 

【卵や栗、たらこ、ウインナーなど殻や膜がある食品】

 

水蒸気の逃げ道を確保するために、卵は割ほぐし、たらこやウインナーは膜に切り込みを入れてから温める。

 

【飲み物やカレー、スープなどの液体】

 

沸点に達しても沸騰しない「過加熱状態」になり、振動などの刺激が加わって突然爆発する「突沸」という現象が起こる可能性があるため、適切な時間と出力に設定して温める。

 

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参照:一般社団法人日本電気工業会

   電磁界情報センター

   TDK

 

ハルメク子さん
次からたらこを温めるときは切り込みを入れようっと!

イラスト:飛田冬子


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