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2020年08月14日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
先日、過去の家計簿を見直してみました。驚いたのは、ここ数年でずいぶんと我が家の電気代が増えているということ! 電気料金の値上がりだけが原因ではないようです。
例えば、毎日使う電子レンジとガスコンロ。どちらを使うと光熱費が安く上がるのでしょうか? 早速調べてみました!
まず、ガスコンロと電子レンジではどのくらい光熱費に差があるのでしょうか? 家庭でよく使う電子レンジの出力は500~600Wが一般的ですが、加熱する以外にも待機電力を消費しているので、消費電力は、1回の使用当たり1000Wほど使っているといわれています。
電気料金を1kWh約27円(※1)と仮定すると、1時間電子レンジを使った場合、電気代は約27円になります。
一方ガス代単価を130円(※2まで)と仮定すると、1時間当たりのガス代は弱火で約4円、中火で約18円、強火で約31円となります。
1時間当たりの調理にかかる費用は、電子レンジより弱火~中火のガスコンロの方が安いということになりますね。とはいえ、1時間連続で電子レンジを使うことはそうそうないでしょうし、暑い日に火を使うのはできるだけ避けたいもの。上記の計算で電子レンジは1分当たり0.45円なので、それぞれに適した方法で使うのがベストといえそうです。
電子レンジとガスコンロをうまく使い分けるには、それぞれの調理時間や仕上がりに合わせて選ぶ必要があります。
例えば、ブロッコリーや根菜の下ごしらえには、電子レンジで加熱した方が加熱時間が少なくて済む上、栄養価が流出しにくいそうです。こういった場合はレンジを選ぶ方がいいということですね。少量や短時間の調理には、手早く加熱できる電子レンジを活用しましょう。電気代が安くなる時間帯を狙って、下ごしらえだけ済ませておくのもおすすめですよ。
ガスコンロの使用が向いているのは、大量の野菜や肉の下ゆでの他、時間をかけて煮込むお料理です。たっぷりのお湯であく取りをしたり、全体を軟らかく煮込んだりするなら、火加減を小まめに調節できるガスコンロがおすすめです。
鍋のふたをきちんと閉めて、鍋肌から火がはみ出ないようにすると、全体に熱が回りガス代を節約することができます。また、鍋底やガスコンロの受け皿をきれいに掃除することで、
熱電導やふく射を妨げる要因が減り、熱効率が向上します。
電子レンジとガスコンロ、それぞれに調理の特徴があります。調理時間や食材の量に合わせた調理で、お得に使いこなしたいですね。
【備考】
※1 東京電力の一般的な電気料金を目安に、1kWh=27円(税込)としています(2020年8月現在)。
※2 都市ガスの平均使用量は約30立方メートルといわれているため、東京ガス(東京地区使用量20~80立方メートル)の基準単位料金130.46円で計算しています(2020年8月現在)。
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イラスト:飛田冬子