素朴な疑問入道雲が夏に多いのはなぜ?注意点や積乱雲との違い

公開日:2023/07/16
入道雲が夏に多いのはなぜ?注意点や積乱雲との違い
入道雲が夏に多いのはなぜ?注意点や積乱雲との違い

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

今日は朝からいい天気! お昼には洗濯物が乾いていたので、ベランダ越しにお隣の奥さんと話しながら取り込んでいると……空に大きな入道雲が! 「夏らしくなってきたわね! 」と言うと、お隣の奥さんが「夕方は雨かもしれないわね」とひと言。

 

入道雲が出ると雨が降るの? 雨を降らせるのは積乱雲ってよく天気予報で聞くけれど、違うのかしら。洗濯物も取り込んだし、調べてみます!

 

夏によく見る「入道雲」とは?積乱雲との違いって?

夏によく見る「入道雲」とは?積乱雲との違いって?

入道雲とは、夏の暑い時期によく見る大きくもくもくとした雲のことで、積雲が発達した「雄大積雲」や「積乱雲」の俗称です。

 

大気が不安定な状態になると、雲は積雲(わた雲)から雄大積雲、雄大積雲から積乱雲へと発達し、激しい雷雨を降らせることがあるため、入道雲は別名「雷雲(らいうん・かみなりぐも)」とも呼ばれています。

 

また、入道雲には、以下のようにいくつかの種類があり、それぞれに特徴が異なります。

 

  • 頭巾雲(ずきんぐも):てっぺんに帽子を被ったような雲
  • 無毛雲(むもううん):てっぺんに丸みがあり輪郭がはっきりしている雲
  • 多毛雲(たもううん」):てっぺんが毛羽立っているように見える雲

 

頭巾雲は、雲が上へと成長する際に現れる雲のこと。さらに大きくなると、天候が大きく崩れる可能性もあるため注意が必要です。

 

無毛雲は成長途中の入道雲で、さらに発達して大きくなる可能性がありますが、成長して激しい雨を降らせると、次第に形が崩れて毛羽立っているような多毛雲になります。

 

入道雲が夏に多いのはなぜ?

入道雲が夏に多いのはなぜ?

入道雲は、夏の時期の中でも蒸し暑くて風が弱い日の昼過ぎから夕方にかけてよく発生します。

 

これは、夏の強い日差しによって地面が温められ、湿った空気が勢いよく上昇して雲になるためです。

 

入道雲の注意点

入道雲の注意点

上述の通り、入道雲が発達すると激しい雷雨や雹が降る可能性があります。

 

昼間は晴天で白い綿のような雲が可愛らしく浮かんでいたとしても、夕方には大雨が降ることもあるため、雲の動きに注目しましょう。

 

朝からもくもくとした入道雲に発達している場合や、綿雲が上に伸びている場合は特に注意が必要です。

 

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参照:空のコラム

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   山と渓谷オンライン

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ハルメク子さん
お坊さんの坊主頭に似ているから入道雲っていうんですって!

 

イラスト:飛田冬子


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