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2021年06月10日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
毎日ジメジメする雨の多い時期になりましたね。ふと思ったのですが、日本の「雨」が付く言葉には、きれいな響きのものが多いですよね。
「五月雨(さみだれ)」や「時雨(しぐれ)」など、「雨」が付く有名な言葉以外にどんなものがあるのでしょうか? 早速調べてみました。
同じ雨でも季節によって異なるのが日本語ならではです。ちなみに、雨の呼び方は、400種類以上もあると言われています。季節ごとにどのように表現されているのか、主なものをご紹介します。
【春の雨】
立春から桜が開花する頃までに降る雨。雨が降ったりやんだり晴れたりなど、コロコロと変化する春の雨のこと。
3月下旬から4月頃降る雨。梅雨のようにいつまでも続くような雨で、「花散らしの雨」とも呼ばれている。
3月下旬から4月初旬の桜が咲く頃に降る雨。
桜の時期に降る時雨。
春の初めに降る霧雨のようなしとしと雨。
3月下旬から4月上旬に降る雨。菜の花の開花時期に由来しています。
花の開花を促すように振る春先の雨。
春の花に降り注ぐ雨。
【梅雨から夏の雨】
旧暦5月(今の6月)に長く降り続ける雨で、梅雨の異称。「卯の花腐し(うのはなくたし)」「黴雨(ばいう)」という呼び名もあります。
新緑の時期に降る雨。「翠雨(すいう)」「青葉雨(あおばあめ)」とも呼ばれます。
【秋の雨】
秋に降る冷たい雨。秋雨前線という言葉はこれに由来します。
秋の長雨。秋入梅とも表します。
晩秋の雨。
【冬の雨】
晩秋から冬に降る降ったりやんだりする雨。
横なぐりの激しい雨。
激しく降るが、さっと通り過ぎる雨。
雨が降ったりやんだりと不安定な天気の場所がある一方で、別の場所では晴れていること。
みぞれや雪に変わりそうなほど冷たい雨。
時雨は冬に降るものですが、晩秋に降る雨と区別するための呼び名。
こうして見ると、一つ一つ情景が浮かんできて、日本人の繊細さが伝わる気がします。
季節によって雨の呼び名があることはわかりましたが、実は雨の降り方によっても呼び名がたくさんあることはご存じですか?
例えば、強い雨の場合は、「篠突く雨(しのつくあめ)」や「飛雨(ひう)」、弱い雨なら「涙雨(なみだめ)」や「天泣(てんきゅう)」などがあります。
他にも、いきなり降る雨は、「鬼雨(きう)」や「驟雨(しゅうう)」、降り続く雨は、「宿雨(しゅくう)」や「霖雨(りんう)」など、非常にたくさんの呼び名があります。
雨に関するさまざまな呼び名は、四季がある日本だからこそ生まれたのかもしれませんね。
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参照:暮らし歳時記
イラスト:飛田冬子