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素朴な疑問トコジラミ(南京虫/ベッドバグ)とは?対策方法も!
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
ご近所の息子さんが修学旅行でトコジラミに刺されて帰ってきたという話を聞きました。トコジラミってむかーしおばあちゃんから聞いたことがあるけれど、赤いブツブツができてとってもかゆいって言っていたような気がします。
どうやら最近また増えてきているみたいだし、気になるので調べてみます!
トコジラミ(南京虫/ベッドバグ)って?
トコジラミとは、人や物に付着して移動したり産卵したりして生息エリアを拡大していくカメムシ目トコジラミ科の虫です。体長は5〜8mmほどで、別名「南京虫」や「ベッドバグ」と呼ばれることもあります。
屋内に生息していて、日中は布団や家具、床、カーテンレールの隙間などに潜んでいますが、夜になり暗くなると寝ている人間の血を吸います。刺されたところは赤く腫れ、強烈なかゆみが生じるのが特徴です。
日本にトコジラミが現れたのは江戸時代頃。第二次世界大戦後、強力な殺虫剤の普及や生活環境の改善によって、ほとんど絶滅したといっていいほど駆逐が進みました。
しかし、殺虫成分に耐性をもった「スーパートコジラミ」が海外の旅行客から持ち込まれたことで、10年ほど前から被害が再拡大しています。海外ではアジア各国をはじめ、アメリカやヨーロッパなどに生息していて、日本でも北海道から九州まで全国各地で発見されています。
海外から持ち帰らないために!5つのトコジラミ対策
トコジラミは、新型コロナウイルスの影響で旅行客が減少するにつれて被害が落ち着いていましたが、再び人の往来が激しくなったことで荷物などに紛れ込んで別の場所へ移り、再び拡大し始めています。
ホテルや旅館、飲食店など、旅行先から持ち帰ってしまわないために、以下の5つの対策法を覚えておきましょう。
- ホテルに着いたらベッドや床、壁などの隙間を確認する
- 黒いフンや抜け殻などを見つけた場合は部屋の変更を申し出る
- 荷物は大きな袋に入れて入り口付近にまとめて置く
- 帰りの荷造りは明るい部屋で行う
- 帰宅後はスーツケースや手荷物を確認する
トコジラミは一度侵入を許すとどんどん繁殖して自力での駆除が難しくなってしまうため、とにかく自宅に持ち帰らないことが重要です。
安いホテルは特に注意が必要ですが、グレードの高いホテルでも油断はできません。ホテルに着いたら、まずは落ち着く前にベッドや床、壁などの四隅を必ず確認し、トコジラミの痕跡を見つけたら部屋を変更してもらうようにしましょう。
衣類や荷物に付着して持ち帰ってしまわないよう、荷物は大きなビニール袋に入れて全員分をまとめておきます。チェックアウト時の荷造りは明るい場所で行い、帰宅後もスーツケースや手荷物をしっかり確認しましょう。
とはいえ、万が一トコジラミを自宅へ持って帰ってしまうこともあるかもしれません。そのようなときはどうすべきなのか、以下の記事も併せてチェックしておくと安心です。
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参照:NHK NEWS WEB
イラスト:飛田冬子
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