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公開日:2023年05月30日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
我が家の庭には、紫陽花が植えてあります。梅雨の時期に鮮やかな花を咲かせてくれるよう、お手入れをしていると、通りかかったご近所さんに「紫陽花って毒があるんでしょう? 気をつけてね」と言われました。
紫陽花に毒があるなんて初耳です。今までなんともなかったけれど、心配なので早速調べてみます!
紫陽花は、本州中部の太平洋岸に野生する「ガクアジサイ」を改良した日本原産の園芸植物です。
日本原産のもののほか、欧米で品種改良して逆輸入されたセイヨウアジサイなどを含めて「紫陽花」と呼び、その品種は100種類以上あるといわれています。
昔から紫陽花には「青酸配糖体」が含まれているとされていますが、紫陽花の毒性成分は未だはっきりとわかっていません。
厚生労働省のホームページによると、京都薬大で行った紫陽花の葉や茎の成分検索では、新規青酸配糖体を6種含むことが報告されたものの、品種によって含まれないものもあるなど、成分や含量に大きな差があるとの見解を示しています。
なお、ユキノシタ科ジョウザンアジサイ由来の生薬には、抗マラリア成分である「嘔吐性アルカロイド」が含まれているものもあり、これが紫陽花の毒性成分である可能性も指摘されていますが、明確になっていないのが現状です。
紫陽花に毒があることが日本で広く知られるようになったのは、以下の事例のように平成20年から平成23年にかけて、全国各地で紫陽花によるものと考えられる食中毒が起きたからです。
2008年6月、茨城県つくば市内の飲食店
事象:料理に添えてあった紫陽花の葉を8名が食べた
病状:嘔吐や吐き気、めまいなどの症状が現れた
2008年6月、大阪市内の飲食店
事象:料理に添えてあった紫陽花の葉を1名が食べた
病状:顔面紅潮や嘔吐など
2011年7月、秋田県内の飲食店
事象:料理に添えてあった紫陽花の葉を5名が食べた
病状:吐き気や発熱、めまいなど
これを受けて食品安全委員会や厚生労働省は自治体や保健所へ紫陽花による食中毒についての情報提供を行い、飲食店や消費者に対して紫陽花の葉や花を食品と一緒に提供したり、食べたりしないよう注意喚起しました。
販売者に対しても料理の飾りや食用として販売しないよう指導したことにより、最近では紫陽花の食中毒が起きなくなっています。
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参照:厚生労働省
イラスト:飛田冬子
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