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素朴な疑問カレーの食中毒に要注意!症状や予防法は?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
我が家はみんなカレーが大好き!好きな野菜やお肉やシーフードを切って煮込むだけで簡単に作れるし、たくさん作っておけば2~3日ほど食べられるし、アレンジも効く便利でおいしい料理です。
私はじっくり煮込んでおいしい「2日目のカレー」をいつも楽しみにしているのですが、食中毒に注意する必要があるそうです。
これからもおいしく、安全に2日目のカレーを楽しむために、カレーの食中毒について詳しく調べてみました!
2日目のカレー食中毒は熱に強い「ウェルシュ菌」が原因
「2日目のカレー」や「一晩寝かせたカレー」で食中毒が起こるのは、熱に強い「ウェルシュ菌」と呼ばれる菌が原因です。
ウェルシュ菌は自然界に幅広く生息している細菌で、カレーの材料になる肉・魚介類・野菜に付着しています。
菌は熱に弱いといわれているため「煮込めば大丈夫」と思う人もいるかもしれませんが、ウェルシュ菌は煮込んでも生き残る厄介者!高温に強い「芽胞(がほう)」と呼ばれる硬い殻を作ることで、100℃で数時間加熱しても死滅しません。
夏の時期はカレーがなかなか冷めず、ウェルシュ菌の繁殖が活発になる温度帯(12~50℃、至適温度は43~45℃)が長く保たれることになります。すると、カレーの鍋の中で生き残ったウェルシュ菌が増殖し、食中毒の原因になります。
カレーの他にも、シチューや肉じゃがなど、大量に作って数日かけて食べることが多い料理ではウェルシュ菌による食中毒が起きやすくなります。
カレーの食中毒(ウエルシュ菌食中毒)の症状
ウェルシュ菌による食中毒は、カレーなど大きな鍋で大量に調理し、作り置きする食品で見られることから、別名「給食病」とも呼ばれています。
ウェルシュ菌による食品では、6~18時間(平均10時間)の潜伏期間を経て、腹痛や下痢などの症状が起こります。嘔吐や発熱はあまり見られず、発症から1〜2日ほどで回復することがほとんど。
しかし、子どもや高齢者、基礎疾患がある人は重症化することもあるそうなので、十分注意が必要です。
カレーの食中毒を予防するためのポイント
カレーに限らず、食中毒予防のためには、作ったらすぐ食べ切ることが基本。ですが、カレーなど煮込み料理は作って保存し、翌日以降に食べることも多いですよね。
そんなときは、カレーの食中毒を予防するためのポイントを押さえておきましょう。
- 保存する場合は小分けにして急速に冷やして保存
- 十分に再加熱してから食べる
保存するときは、清潔な保存容器に小分けして冷やすことで、ウェルシュ菌が増殖する温度帯を短くできます。急速に冷やし、冷蔵か冷凍しましょう。
食べるときは、必ずしっかり再加熱することもポイントです。全体に熱が行き渡るようによくかき混ぜ、ぐつぐつ煮立つまで加熱します。
カレーは腐っていても色やにおいの変化がわかりにくいので、しっかり注意することが大切ね!
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参照:近畿農政局
イラスト:飛田冬子
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