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2019年01月13日
素朴な疑問
皆さんはNHK連続テレビ小説見ていらっしゃいますか? 私は毎回欠かさずに見るタイプです。あの15分間は、日々のちょっとした癒しの時間になっています~。
ところで、2014年、国産初のウイスキー製造の話について取り上げた『マッサン』というドラマがありました。皆さんはご覧になっていましたか? もう4年も前のことになるのですが、あのドラマの余波が思わぬところに来ているそうです。
なんと、国産ウイスキーへの注目が再燃したことから、シングルモルトの国産ウイスキー(とある銘柄が特に)が品薄になっているそうです(シングルモルトは後で説明しますね)。
そんなことを考えていたらふと疑問が浮かんできました。国産のウイスキーって今どんな種類があるのかしら? 早速調べてみました!
まず、ウイスキーとはなんぞや? と思っていらっしゃる方のために、ウイスキーの予備知識を。
国産ウイスキーで有名なサントリーのホームページによると「ウイスキーの定義は、それぞれの国によって異なり、原料、製法、熟成年数などが各国ごとに定められています。その上で、穀類を原料として、糖化、発酵の後に蒸留をおこない、木製の樽で貯蔵熟成させてできるお酒、と一般的に定義されています」とありました。
ウイスキーの特徴については、「特に重要なのが木製の樽においての貯蔵熟成で、ウイスキーは樽の中で長い年月をかけて熟成するがゆえに、深い琥珀色をして、香りがまろやかに、深いコクを持つようになるのです」と記述があります(貯蔵熟成がキーなのね!)
さらに、ウイスキーは材料によって名前と味が変わります。大麦麦芽を材料とするモルトウイスキーは、香り豊かで個性的な味わい。トウモロコシなどの穀類で作られるグレーンウイスキーは、軽快ですっきりとした味わいが特徴です。(なるほど~)
そして、モルトウイスキーの中でも単一蒸留所のモルト原酒のみでつくられたウイスキーを「シングルモルトウイスキー」、モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドしてつくられたものを「ブレンデッドウイスキー」と呼ぶそうです。
冒頭の話に戻ると、今現在品薄になっているのはシングルモルトウイスキーです。出荷される絶対量が少ないため、なかなか購入することが難しい銘柄もいくつかあるようです。
国産のウイスキーの種類については、ウイスキーやお酒に関するワークショップを定期的に開催している「Bar SWIM」(東京都品川区)のマスター、和泉桜樹さんに国産ウイスキーについて聞いてみました!(ワクワク~)
「日本を代表する蒸留所は、北から、厚岸(あっけし)蒸溜所、余市(よいち)蒸留所、宮城峡蒸留所、秩父蒸留所、静岡蒸留所、富士御殿場蒸留所、白州蒸留所、山崎蒸留所、江井ヶ嶋(えいがしま)酒造と9つありますよ。基本的にウイスキー造りは、気温が低くて湿度が高い所が適しています」とのこと。(へぇ~)
ハルメクWEB読者で、ウイスキー初心者が飲みやすい国産ウイスキーをたずねると、「ウイスキーに適した環境について少し話しましたが、敢えて環境を逆手にとって売り出している会社があります。ベンチャーウイスキーという会社なのですが、そこの主力商品である『イチローズ・モルト』はとても人気がありますよ。で、今回のオススメは、そこのブレンデッドウイスキーである『ホワイトラベル』です!」と話してくれました。
なんでこの商品なのでしょう? お聞きするとなんとも素敵な答えが!(ズッキューン)
「普通ブレンデッドウイスキーって、自国のものをブレンドして作るんですが、これは、ジャパニーズ、スコッチ、アイリッシュ、バーボン、カナディアン、と世界5大ウイスキーと言われる5つを合わせて作っているんですよ。このコンセプトは面白いと思いますし、僕が知る限り他に例がありません。それに、この一杯を楽しむことで、世界旅行をしているような気分が楽しめませんか?(笑)」
もっとずっと奥が深いのでしょうけど、日本のウイスキーのことが少しわかりました。(もっと追求してみたいですね)これからあとはもう、飲んで味を知るしかありません(笑)。そうそう、マスターによると、初心者の方へのおすすめとして、「山崎」「響」「バランタイン17年」などもいいかもしれませんと提案いただきましたよ~。
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参照:サントリーホームページ
取材先:Bar SWIM マスター 和泉桜樹さん
イラスト:飛田冬子