水道水でもおいしい麦茶は作れる?作り方は?
2021.08.122023年03月27日
素朴な疑問
水道水を飲める国はどのくらい?飲めないのはなぜ?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
先日街で水をテーマにインタビューをしていて、水道水とミネラルウォーター、どちらがおいしいか飲み比べたんだけど……。水道水のほうをおいしいと言ってしまったわ(笑)。
それもそうよね、海外では水道水を飲んではいけないと言うけど、日本の水はおいしくて安全! 他に水道水が飲める国は世界にどのくらいあるのかしら? 気になったので、調べてみました!
水道水をそのまま飲めるのは世界で11か国だけ!
世界には多くの国が存在しますが、その中でも国土交通省が発表した「令和5年度版 日本の水資源の現況」によると、水道水がそのまま飲める国は日本を入れて11か国、そのまま飲めるが注意が必要な国は29か国とされています。
日本国内でも、地域によって水道から出てくる水をおいしいと感じるか、おいしくないと感じるかは人それぞれですが、日本の水道水の水質基準は、51項目にも及ぶ基準をクリアしなければならないため、高い水道技術を誇る国の1つと言えるのです。
ほとんどの国が水道水を飲めないのはなぜ?
日本では、水道水が飲み水として利用できるよう厳しい基準が定められている上に、使った水を浄化して再び川や海に戻せるよう下水処理施設も整備されています。
このような水道インフラの整備を整え、維持するには多大なコストがかかります。
そのため、海外では水道水の品質や管理が異なり、下水処理が不十分なケースも多く、特に途上国では水道が整備されていても水質が悪い、普及率が悪いといった問題が起こっているのです。
また、世界人口が増えていることや、経済の発展による農業排水の流入、大雨や干ばつなどの気候変動による水の利用可能量の変化も、世界的な問題として掲げられています。
日本も現状に安心せず、貴重な水資源を守り、健全な水循環を保つために、水のムダ使いをしないなどの小さな心がけを大切にしていきたいですね。
※この記事は2023年3月の記事を再編集して掲載しています。
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イラスト:飛田冬子