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2021年08月24日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
冷えた麦茶がおいしい季節ですね。やかんで煮出した麦茶の匂いがする、小学生の夏休みの朝を思い出します。
暑い夏、なるべく簡単においしく麦茶を作りたいのですが、みなさんはどんな作り方をしていますか? 水道水を使うと節約になるんだけど、そのまま使うのは大丈夫なのかな? 気になるので、ちょっと調べてみます!
水道水は、そのままでも安全においしく飲めるよう、51項目の厳しい水質基準が法令で定められています。病原菌などを消毒するために使われる塩素も、世界保健機関(WHO)の基準値を大幅に下回る数値です。また、塩素に反応して生成されるトリハロメタンも水質基準以下で管理され、どちらも生涯にわたって摂取しても健康に影響がない数値となっています。なるほど、安心して飲めるし、おいしい麦茶を作れそうね。
そもそも麦茶って、どうして夏によく飲まれるのかしら。調べてみると、麦茶は香ばしく飲みやすいだけでなく、さまざまな効能がありました。原料の大麦にはカフェインが含まれないため、妊婦さんや赤ちゃんも安心して飲め、利尿作用がないので熱中症予防に適しています。ミネラルも豊富です。
また、血流を改善する効果も確認されています。汗が多くかく夏、体の水分が減って血流が悪くなる恐れがあるので、血流をよくしてくれる麦茶は、夏の水分補給に適した飲み物なのですね。他にも胃の粘膜を保護し、抗酸化作用があることなどが発見されています。
便利なティーバッグを使った麦茶の作り方を紹介します。清潔なポット(水筒)を用意し、冷蔵庫に入れて2~3日以内に飲み切りましょう。
沸騰したお湯の中に麦茶のティーバッグを入れて、3~5分煮て火を止め、5分ほど置きます。ティーバッグを取り出して、冷ましてからポットに入れて冷蔵庫へ。水出しより時間がかかりますが、麦茶の風味は濃くなり、残留塩素が飛ぶのでカルキ臭が減ります。ただし、殺菌の効果がなくなるので、早めに冷蔵庫へ入れましょう。
容器に水と水出し専用のティーバッグを入れ、1~2時間ほど置きます。好みの濃さになったらティーバッグを取り出して、冷蔵庫で保存します。ティーバッグを入れたままにすると味が悪くなるので、必ず取り出しましょう。
ティーバッグを、ヒタヒタのお湯に1分間浸けてから水出しします。最初に浸す手間を加えるだけで、煮出しのように濃い風味の麦茶になります。
麦茶の歴史は平安時代から。戦国時代は武将に愛飲され、江戸時代は「麦湯」と呼ばれて夏の飲み物として庶民に親しまれてきました。麦茶で涼みながら、いにしえに思いを馳せるのもロマンチックですね。
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参照:東京都水道局
イラスト:飛田冬子