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2019年08月07日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
ワタシが学生だった頃、家族のドタバタをテーマにしたホームドラマが人気でした。そのドラマでよく見かけたのが、縁側に座って家族みんなでスイカを食べるシーン。その中で印象的だったのが、塩!小さな瓶入りの食卓塩をスイカに振りかけて食べていたのです。どうやら、スイカに塩をかけると甘く感じるのだそう。
スイカに塩をかけると、なぜ甘くなるのでしょうか? 早速調べてみることにしました!
スイカに塩をかけると甘く感じる理由は、「味の対比効果」によるもの。これは、元の味に対して対比となる味わいを加えることで、元からの甘みや旨味がより強く感じられる効果のことです。あんこを作るときに塩を少しだけ加えるとおいしくなるのも、味の対比効果によるものです。
また、人の舌は塩辛さを先にキャッチするという性質があります。塩味を先にキャッチした舌が直後に甘みを感じることで、本来以上の甘さがあるように感じることも影響しています。塩をかけることで、実際にスイカが甘くなるわけではないのです。
スイカと塩の組み合わせは、他にも夏にぴったりの効能もあります。
夏の暑い時期に汗をかいたとき、人の体からは水分と同時に塩分も失われていきます。そのため、夏は適度な水分と塩分を補給する必要があります。スイカに塩という組み合わせは、夏に不足しがちな水分と塩分を補うのはもちろん、水分をしっかり吸収するために必要な糖分も含まれているという理想的な組み合わせだったのです!
スイカに塩をかけて食べるのは、昔の人が考えた夏バテ予防の知恵の一つだったのかもしれませんね。
ちなみにスイカには、スーパーアミノ酸と呼ばれるシトルリンがたくさん含まれているのだそう。シトルリンは血行を促す働きを持っており、老廃物の排出を促してくれます。おまけに、スイカにはビタミンCやビタミンE、リコピン、ベータカロテンなども含まれているとか。スイカって美容にもよさそう!
スイカに塩。今年の夏はぜひ試してみようと思います。
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参照:日本調理アカデミー
イラスト:飛田冬子